■武士道

 新渡戸稲造は外国人に、

日本人はベースになる宗教が無くて

どのように道徳教育をするのか。

と言う質問を受けて答えれなかったために

自問自答を繰り返し武士道を書いたと言われております。


 その武士道を読むと少し面白いかと思います。

最近お気に入りの名作を読んだつもりになれるマンガ版もあります。


 それはそれとして、

武士とはそもそも何かと思いました。

ルーツは源氏と平氏と言われております。

清和源氏、桓武平氏と呼ばれるように、

元々、天皇家の血筋を継ぐ人々が皇族としてではなく

臣下になった際に与えられた姓があり、

それを受け継ぐ人たちが武士と言うのが

大きな分類になるのかと思います。


 姓のほかに名字があり、

現在では姓も名字も同じ意味で使用されますが、

昔は同姓の人を見分けるためや字(あざな)として

名字を使用するようになったようです。

例えば摂関政治で権勢をふるった藤原家では

時代とともに藤原姓を持つ人が多くなったために

住んでいる場所を名字として使用した例等が有名です。

二条、三条、鷹司、西園寺、佐藤、斎藤、伊達、等々は

全て藤原姓から派生している名字と言われております。


 しかし、戦国時代頃になると主家と同じ姓を名乗ることで、

源氏か平氏を受け継いでいると言う人が多くなり、

天皇家から派生した人以外も武士になり、

江戸時代には更に職業的に武士と言う階級ができました。


 それらのことから、

新渡戸稲造の武士道はかなりの部分で

江戸時代の中~後半の武士をさしているため、

元々の武士のルーツと

武士道で述べられている武士との関係は薄くなってしまいます。


 それらのことから考えると、

そもそも武士が規範としていたものは何で、

それがどこから来たものなのかと言う疑問が出てきました。

武士道で道徳教育をするより以前には

新渡戸稲造が考えた武士道の基になる思想があったのではないかと思います。

それが何なのか非常に興味深く思います。


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