先にネタばらしすると、
バスでの告白事件は、
実は前に好きだった子を告白していたらしいです(親友談)
今好きな子はさすがに言えないので、
代わりに前に好きだった子を
発表したみたいです。
こんな安いメロドラマみたいな展開!
と自分でも突っ込みたいですが、
当時の私は
(゚д゚ )」
↑こんな状態。
あの美しい手が
あの子に触れるのか、
あの低く優しい声で
あの子に好きだというのか。
考えれば考えるほどドツボに。
反対に親友は楽しそうです。
それもそのはず、
親友もあの講義に参加しており
バスで朔太郎さんの恋バナを
率先して聞いていた人物です。
そして、なんと、
私が気づかない間に
現在好きな子が
実は!なんと!豆子であると
聞いていたようですヽ(;▽;)ノ
なんだ、両想い?
むしろ豆子は朔の手が好きなだけで、
朔太郎の片思いじゃん、
なんか、面白いことになってきた!
と思っていたようです。
バスの一件から、
わたしが極端に朔太郎さんの話を
しなくなった事を怪しみながらも、
楽しい物好きな親友は
朔太郎さんをそそのかしてくれました。
ある放課後、
私と親友は(親友も生徒会)
職権乱用ですが、
用もなく生徒会室のストーブを焚いて
入り浸っていました。
すると、
財布とメロンパン置いてくから、
ここで見ててね!
と親友がトイレに。
いつもそんなことを言わないのに、
変なの、と思いながら
雑誌を読みます。
バス告白から一週間、
ようやく妄想も頻度が減ってきたところです。
教室では朔太郎さんや
好きな子と言っていた子を
極力見ないように関わらないようにし、
休み時間は毎回トイレに。
頻尿キャラでした。
親友が出ていってから、
約20分。
遅い。
トイレは隣にあるのに、遅い。
と思って生徒会室のドアをみると
すりガラスから
ボーっと誰かが中を覗いています!
ぎゃあ!
と全く可愛くない声が出ました。
その瞬間、
焦ったような顔で朔太郎さんが入ってきます。
「ご、ごめん、ちがう。ごめん」
どもる朔太郎さん。
なぜ?朔太郎さんが覗きを?
親友は?まだトイレ?
メロンパンと財布預からなきゃ。
朔太郎さん、久しぶりみたけど
やっぱり美しい…幸せ…
混乱する頭の中やっと出た私のセリフは
「メロンパン!あるよ!食べる?!」
でした。
無意識のうちに
親友のメロンパンで
朔太郎さんとの時間を釣ろうとしてました。ごめん、親友。
朔太郎さんは面食いながらも
私の慌てようをみて落ち着いたのか、
ふぅー、と息をはいて
「いや、いい。それより好きです。付き合ってくれませんか?」
といきなり告白してくださいました。
あまりにもサラーっというので、
私も
「え、あ、うん。」
と。
朔太郎さんは
よかった、とホッとした笑顔をみせると、
じゃ、親友が待ってるから教室いこ、と
私の手をつないで教室まで
エスコートしてくれました。
ようやくその時に
「ええーーーーーーー?!」
と絶叫できました。
夢にまで見た朔太郎さんの美しい手。
何度も妄想しましたが、
全く違っていました。
少し乾燥していて、
温かくて、
そして思ったよりたくましく感じました。
後日談ですが、
親友はトイレにいくふりをして、
放課後教室に残っていた朔太郎さんに
いきなり私が生徒会室に1人でいるから
告白してこいと脅し、
しぶる朔太郎さんをなんとか生徒会室の前まで連れてきてくれたそうです。
そして生徒会室の近くの廊下を、
ずっとウロウロする朔太郎さんを
遠くの廊下から見守り、
なかなか行動しない朔太郎さんに
叱咤激励を浴びさせ、
朔太郎さんはそんな親友から逃げるために
生徒会室の前に立っていたようです(笑)
何だかほんとに親友の勢いに
任せっきりですが、
その勢いのまま
交際6年目になりました。
人生ってわからないものですね。
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