ハレバレくん、もっと働ける?

店長から、問いかけがきた。
わたしが、近くに近寄ったのは、ふたりにとっては、都合がよかったらしい。

もちろん、働くことはできる。
ただ、もっとという、表現がきになる。

わたしが、一度でも、ゾウガメになってしまっていたのを、店長にみられてしまっていたのか?

いっときじゃないか!
それまで、お店のために、働いてきていたという、自覚があったため、心の中で思ったこと、ついつい表に出してしまいそうな気持ちを押し殺し、やっと、出た声は、

[まー、やれそうですけど]

といった、おもしろみゼロのダメ回答だった。

それ、たすかります!

六番さんは何故か、嬉しそう。

もしかしたら、私ともっと仕事をしたいのだろうか?

ゆっくり、距離を詰めようとしてた所へ、まさか、六番さんから、よってきてくれるとは。

わたしは、有頂天に達していた。

ここまで、六番さんから、私に対する好きという発言は聞いてない。
ただ、わたしには、そんな言葉がなくても、わかっている気になっていた。

あしたは、工場の大掃除があるんです。

聞かれてもないことを、話だすしまつ。
いま考えても恥ずかしさで、いっぱいになる。

わたしが、どうでもよい話が途切れるのをまち、
そこで一言。

[わたし、結婚するんです]

目の前が真っ暗になった。