うわ~すご~い!

きこえるか、きこえないかくらいの声が、うしろから、聞こえてきた。

どうやら、女性ふたり組の女性が来店してきたようで、私たちの、すり鉢五個を、もの珍しそうに見ている。

凝視より、ちら見の方がやはり気になるのか、見られてるに気づいた、胃袋が、小さい後悔に溢れている五人の男たちは、次々に行動に移る。

やはり、見ず知らずでも、女性にみられると、ガンバろうと思うのは、悲しき男の習性なんだろうか?

1,コショーをかける奴。

これは、正解。香辛料は、食欲を増す。

2,面と具をぐるりとかき混ぜる奴。

これも、正解。味を野菜の方にも行き渡らせれば、最後まで美味しく頂ける。

3,上物の具材を別皿に一度避難させる奴。

これも、正解。食べきる上で、天敵になるのが、麺が、スープを吸って、増えてしまうし、スープが、無くなると一気に食べづらくなる。

4,水に手をかける奴。

不正解。いきなり、水をたくさん飲んでしまうと、胃袋が、縮んでしまうし、一息ついたように、自分の体が錯覚さえしてしまう。

どうやら、一人、素人が、迷い混んでしまったが、各々、戦う準備をしているようだ。
さすが、若くても、やるときはやるのが男。頼もしくもある。ただひとり、四番以外を除いて。

やっぱり、多すぎるな~これ。

四番は、私たちはすでに、目の前の山頂を制覇すべき、登山を始めた所に、弱気の発言。

たしか、こいつは、さっき、店主に、大盛りできますか?と、率先して聞いた奴ではないか?

どこに、スペシャルの大盛りを食べるという、気持ちがあったのか、疑問しかのこらない。

だから、食べ物で遊ぶなっていっただろ。