まぁ、振られるのは良い。
つきあってもなければ、好きにもなってない。
勝手に自分が女性の目を意識して、ペースを崩しただけである。
それよりも、
限定5杯じゃなかったのか・・・・?
さっきまちがいなく
『スペシャルラーメンなんてどう?』
と、ハゲが言っていた。
付け加えるが、店主は、毛髪が全くない。
食を極めるのに、無用の物は排除しようという昔ながらの古いタイプの職人なのだろう。
今までは、敬意を表し、スポーツ店主として呼んでいたが、先ほどの女性とのやり取りは、
職人→ハゲに落ちてもしかたがなかったと思う。
なぜ、5杯すべて、我々の目の前にあるのに、さも当店のオススメはこれです。といったような雰囲気
で勧められるんだろう。
限定メニューを作るのは、各店舗における、戦略としては有効だと思う。
実際、いろんな方法を考えて、客の購買意欲かき立てるんだろう。
それはいい。私たちは、経営に口出しをする、大株主でもなんでもない。
今はただの、アルピニストだ。
ただ、せめて、私たちが帰ってからにしろよ・・・。
私たちの目の前には、誰一人完食している者はおらず、すり鉢も仲良く、5個並んだままだ。
大盛りにしたから、ノーマルのスペシャルラーメンは別ものとして考えているのだろうか?
もしそういったことなら、虫唾が走る。
迫りくる、胃袋の逆流と戦っている男たちも、眼だけは死んでいなかった。