[きのう、○○○の近くの×××にいきまして。]

私の、予想外の発言に、工場の各セクションのプロフェッショナル達は、さらに私に一歩近寄ってきたようだ。

もちろん、○○○や、×××には、実際の地名や、大まかな場所を示した事をはなしている。
反応した理由は、あまりに、工場から、遠い位置を聞いたため、驚いた為だろう。

(なぜそこにいたんだ?)

(夜中に出歩いてるのか?)

(何時までそこは、営業してるんだ?)

すごい食い付きだ。わたしは、あまりの引きのよさに、うれしくなり丁寧に答えた。

]友達とあそんでまして、腹がへったから、らーめん寄ったんですよ。四時くらいまでやってると思います。]

私の言葉に、ライン工からは、ため息に近い声が漏れる。

[その店には、特別なメニューがありまして。]

(特別なメニューってなんだ?)

(うまいのか?)

(例えるならどんなんだ?)

質問は矢継ぎ早にくる。

[おいおい、入れ食いかよ。。。]

わたしは、自分がスターにでもなったかと錯覚してしまう。

[国道沿いの。。。]

(どこの国道沿いだ?)

(駐車場はあるのか?)

(テーブル以外にカウンターあるのか?)

かなり、食いぎみに、話に入ってくる。

おいおい、まだ、おれは、ボールを投げ返してないのに、こっちまで、ボールをとりにくるのかよ。。。

会話のキャッチボールすら、ふつうに、できないのか。

[17号]

[駐車場無し]

[カウンターメインのテーブル2!]

知らず知らずに、語気が荒くなる。

まだ、話は、始まったばかりじゃないか。

質疑応答の時間は最初から、設けるつもりだった。
あらかたの、ストーリーを話させてくれれば、聞いてる方も話してる方も、お互いにイメージが、わきやすいのに、まったく話が進まず、設定ばっかり、掘り下げられてしまっていた。

きをとりなおして、

[自分より若い男たちと、食べに行ったから、その日は、おごってあげたんですよ]

と続けた。

(おれにも、おごってくれ)
(おれにも!)
(おれも、今から、腹減らしとくから)

さっきは、あれほど、食いぎみに来てたのが、おごるっていうフレーズには、敏感に反応してちゃんと、おごったと聞いてから、発言してきやがった。

卑しい集団だ。

そのよく聞き取れる耳は、年下にという、ことばは、聞こえなかったのか?

まだ、店に入るとこまで、話してない事実に目眩を感じ始めていた。