わたしは、みてなかったが、そのあとに、店長が私と同じように、きたろうへ、日曜日の日中、仕事に入ってくれないか?とたずねたらしいが、

〔いやです!入れません!〕

と、強い口調で言い切ったという。
いつもは、物静かな、きたろうが、急にきっぱりはっきり、いうものなので、店長もさぞ驚いただろう。

わたしも、それくらいに強くいえればよかったが、年齢が高めという、最大のネックがあり、こんなときは損してしまう。

きっと、参加できれば、楽しいと思うが、店は、年中無休だ。
だれかしら、営業時間中は店にいなければならない。そんな制限があるなかだからこそ、イベントがワクワクできるのだろうか。
実際、参加ができるようになった、きたろうは、もう彼女ができたつもりでいる。

それは、いくらなんでも、早すぎる。
宝くじを買った段階で、あたりといっているようなものだ。
もちろん確率は、全然違うが、もう決定事項のように、翌週以降の土日をデートと手帳に書き込んでいるきたろうをみて、これが、すべて、バイトになったら、いいなぁと、わたしは、悪い考えをしていた。

こんな、なんでもないことしか考えない日もある。