言葉は選んで使いたいですね。
「心不全も末期なので手術をしてもどうなのか」」
と
「心不全が進んでいる状態ではありますが
動きは悪くありません。
手や足のチアノーゼが出ていて循環が悪いことがわかりますので
それに対処する薬を出しましょう」
脳外科医(上)と循環器医(下)のドクターの言葉の使い方(選び方)が
だいぶ違います。
じつは、時系列でいうと、循環器のドクターの言葉を先に聞いています。
(母が循環器で心臓の検査を受けた時、
日曜日にてんかん発作で倒れ硬膜下血腫の診断を受けた時)
これが逆だったら
脳外科医の説明を受けた私は
正気でいられなかったかもしれません。
まるで明日にでも心臓が止まりそうに思いませんか?
この言葉が
家族にどんな衝撃を与えるのか
この状況に対してどれほど衝撃を受けるのか
考えて言葉を選んでいただけたらいいのにと思います。
接遇講師としても
悲しい気持ちになりました。
家族にも最悪なことが起こることの心の準備も必要ですが
冷静な判断と行動をするためには
正気を保つことが必要ですものね。
命を救っていただくことが第一ですが
家族の気持ちも考えて言葉を選んでいただけたらと思います。
かくいう私も
「あ、言っちゃった!」ということたくさんあります。
とっさの時でも相手の気持ちを考えた言葉が選べる人になりたいなぁ。