
●変形性脊椎症
・注意が必要!
椎間板の中に空気が入っている
・レントゲン上での変化があるもの
・骨棘、椎間板腔狭小化など
・高齢者→年齢的な変化によるもの
●分離症
・スポーツ
繰り返しの激しい運動。。。疲労骨折
テリアの首輪
・10~20歳スポーツマンに多い
・20人に1人は腰椎が分離
・後屈時限局性の腰痛、棘突起の圧痛
・日本の人口の5%、家族内で発生
・人種差
・頻度
白人 3~7%
黒人 3~5%
日本人 4~7%
イヌイット 27%(現在50%)→身体を酷使してなるものではない!
分離、非常に若い時に大変な負荷がかかるときに起こる
一度なるとなかなか修復しない
主な原因
人種、スポーツ
指導
10~15歳は1日2H以内、週に1~2日の休養
症状が軽ければスポーツや日常生活を制限しない

1000人に1人が怖い腰痛
第一印象でやけに元気のない人(顔色、しゃべり方)、足の症状(しびれなど)がある人は注意
●ヘルニア
椎間軟骨
線維輪
・タマネギの皮状
・色・・・イカの刺し身
・固さ・・・アワビの刺し身
非常に強い組織
壊す力
・椎間板・・・700kg 骨より強い
・骨・・・500kg
長年かかって亀裂が入り、髄核が出てくる
突出型→術後再発が多い!<脱出型<遊離脱出型→二ヶ月~六ヶ月で消失
症状が重い物ほどすぐ消える
症状
前屈・後屈出来ない
疼痛性側弯(背中が傾いでしまう)
下肢伸展挙上テスト(70°以下で疼痛→+)・・腰椎下部→多い
大腿N伸展テスト ・・腰椎上部→稀
色々な物質が出る→炎症・・・Nに波及し痛み
20~40歳が多い
・保存治療が原則
・無症状な人→5人に1人が+
おしっこが出にくくなる・・・膀胱直腸障害→観血
痛みだけであれば保存!
3・4→L4
4・5→L5
5・1→S1
一番有効なテスト
母指伸展力低下・・・L5のN
母指屈曲力低下・・・S1のN
背屈低下+ふくらはぎの外側の痛み痺れ・・・L5のN
ふくらはぎの後ろ~アキレス腱・足の底・小指の痛み痺れ・・・S1のN
感覚・知覚障害
膝の内側・・・L4
下腿外側~足背 1.2指の間・・・L5
小指の底側・外側?・・・S1
●馬尾腫瘍
・悪性ではない
・麻痺
初期はヘルニアと似ている→腰痛のみ
ヘルニアとの違い・・・ヘルニアはだんだんと良くなってくるが一向に良くならない、
かえって悪くなる、足の症状が出てくる
ひどくなると膀胱直腸障害
一ヶ月経ても良くならない場合は疑いがあるため転医
・安静時にも強い腰痛
・次第に疼痛が増強
・夜間に疼痛が増強するものも
●癌の転移
甲状腺癌・・・患者は10~15年も生きる
MRI
30%以上の骨が溶けないと、単純XPではわからない。
脊髄を圧迫し、麻痺
中高年・・・腫瘍の治療の既往がある
激しい腰痛
叩打痛→大事!! 他の腰痛→気持ちいい
●破裂骨折
骨粗鬆症
違い
圧迫骨折→脊柱管に骨が出っ張っていない
破裂骨折→脊柱管に骨が出っ張っている→神経を圧迫し、麻痺の可能性

●腰部脊柱管狭窄症
中高年
歩行障害
間欠跛行・・歩くとだんだん足がしびれ、痛み、脱力などで歩けなくなり、短時間休息すると再び歩けるようになる
・動脈硬化による血管閉塞症でも間欠跛行が起こる
腰部脊柱管狭窄症・・・前かがみ、自転車では無症状
動脈硬化による血管閉塞症・・・前かがみ、自転車でも症状が出る
この二つの区別が重要
症状…腰痛、下肢痛、しびれ、神経症状
重症の場合…
殿部や会陰部灼熱感(異常感覚)、膀胱直腸障害、尿失禁、尿閉、便秘、下肢筋力の
低下、性機能障害(歩くと勃起)
→一年以内に観血
観血療法は歩く距離が目安
500m以上休まず歩ける→問題ない
50m以下→問題あり→観血
・50~300mのその人の社会生活を考え観血
男性のほうが脊柱管が狭い
●化膿性脊椎炎
・発熱があったりだるい
・腰痛があるが普通に歩ける
椎間板にバイ菌がつく
●脊椎カリエス
・背骨の結核
骨が溶ける、膿がたまる
血色が悪い

腹部のどの部分でも拍動がある、脈が速い、椎骨がえぐれている→腹部大動脈瘤
大動脈瘤→2人に1人が術中亡くなる

●慢性腰痛
3ヶ月以上続くもの
痛みの原因が特定できない
痛みが病気
労災事故、交通事故でなる
・治療が難しい
・初期の治療を誤らない
まとめ
重い腰痛
・下肢の症状
・安静時にも痛い
・だんだん痛みが強くなる
・夜間~明け方痛
・叩打痛
・歩行障害
・1ヶ月で軽快しない
・おなかが痛い、吐き気があるなど、泌尿器科、婦人科的な症状のあるもの
軽い腰痛
・腰痛だけ
・叩くと気持ちが良い
・安静にすると良くなるもの
・最初の印象で元気そう
84%の人が一生に一度は腰痛を経験する
