空き家の管理 | おちのブログ

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父が亡くなり母が施設にお世話になって、8年になる。


実家が空き家になった後、草刈りや簡単な掃除をして管理していた。


築65年ほど経っている実家の建物は、障子戸が開かなかったりと大分ガタついてきていた。


人が住まなくなると、家は痛むのが早いと聞くが本当にそうだ。


父が亡くなった頃、押し入れにシロアリがわいていたが、丁度、母を施設に預かってもらったので、古いこともありバルサンやらキンチョールやらを撒いて特に手入れはしていなかった。


先日、妹と訪れた際に押し入れを開けたら、シロアリにやられた床板の隙間から育って、冬になり枯れたと思しき蔓性の植物が現れた。


枯れていたので草の種類はわからなかったが、荒ら屋の証明のような出来事だった。


放置されている空き家は人間の匂いがしないので、野生動物が入り込むこともあるのだと、ご近所の方に聞いた。


時々見に行っていても、夏場は雨が降る度に草木が茂るし、家の中はネズミやキクイムシの被害がある。


さっさと取り壊した方が良いと思う反面、まだ電気と水が使えるので、もう少し休憩所として使いたいとの気持ちも残るし、母が居なくなるまでは暫く持ち堪えて欲しいとも思う。


中々吹っ切れなまま、実家への思慕が募る。