とりとめのないこと 続き | ひだまり 日常生活

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日記を書くことで考えを整理したり、気づいたことを記しています

                

東京行きは新幹線でもよかったのだが、何故か私は夜行バスで行きたくて仕方なかった。

都合よく、あべの橋から上野で停車する近鉄バスをみつけたのも理由のひとつかもしれない。

その日は、とにかく遅れないように無事にバスに乗ることだけを考えていた。

すっかり陽が暮れた夜道を歩いて駅に着くと駅員さんがお客さんに、

「次の電車は9時・・・」と答えているところであった。

とっさに私が

「次は8時半じゃないですか」と言うと

「あっ、8時半です、勘違いしてました、すみません」と照れくさそうに笑った。

私はほっとした。次の電車が9時過ぎなら夜行バスに乗り遅れる。私はバスに乗ることで頭がいっぱいだった。

難波行きの電車は予想通り空いていた。

通勤帰りの電車とすれ違ったとき、会社勤めをしていた二十代の頃を思い出した。私もこうして疲れて帰路に着いていた頃があった。あれからどれくらいの時間が経ったのだろう。

今の私はというと2ヶ月前に廃業し、唯の私、素の私になってしまった。その唯の素の私は、車窓から世間というものを眺めていた。以前より距離をおいて。