昨晩、「林修の今でしょ!講座」のテレビ番組で、
お金にまつわる話をされていました。
予備校で現代文の講師をしているということで、
夏目漱石の小説の【道草】を引き合いにされていました。
「みんな金がほしいのだ。
そうして金より外には何にも欲しくないのだ」
という文章
- 道草 (新潮文庫)/新潮社
- ¥497
- Amazon.co.jp
漱石の小説では確かに
お金にまつわる話が結構あります。
わたしが印象に残っている場面は、
【三四郎】の中で、
主人公の小川三四郎が親友の佐々木与次郎に
お金を貸してしまうというくだりです。
文庫本(新潮)でいうと173ページの
・・・三四郎が与次郎に金を貸した顛末は、・・・
ここからお人好しに貸してしまったことが始まっています。
そのうえ、
いつの間にか三四郎がその金を失くしてしまったことに
されているんです。
その額、二十円だったか三十円だったか。。。
結構大金だったようですね。
- 三四郎 (新潮文庫)/新潮社
- ¥367
- Amazon.co.jp
林氏が言っていたように、
せっかく具体性を持たせたくて、
わざわざ書かれた金額ですが、
残念なことに、今ではピンときません。
「当時の時代背景も鑑みたほうが
より深く理解できる」というのも、同感です。
例えば、三四郎が熊本から東京へ行く汽車の中で、
ある爺さんと女性が話をしている場面では、
女性の夫が
~海軍の職工をしていたが、
戦争中は旅順のほうへ・・・~
という話があります。
また、運動会の場面では、
日の丸とイギリスの国旗が交互になっているのを見て、
「日英同盟の所為か」と推察する様子も見受けられます。
【三四郎】は明治41年に新聞に連載されていたようです。
この時代の出来事
明治37年(1904):日露戦争
明治38年(1905):日英同盟協約の改訂
明治39年(1906):南満州でロシアの諸権益を引継ぎ
関東都督府をおく。(満州進出)
勉強不足のため、この辺で失礼します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今でしょ日記