心が晴れる「はれ、ことば」-夏空のまえに


        過ぎてゆく季節が
        ふいに
        ふりかえったとき
        空はいっそう蒼くなる


        わずかの名残りと
        あふれる期待を
        ぐるりとかき混ぜて


        あたらしい季節を
        むかえ入れる一瞬
        空はいっそう蒼くなる


        ──ようこそ


         夏が

         空から降りてきた