白い森の 深いところで
冬ごもりしている動物たちを想う
思い惑わず 誰にも会わず
しずかに、しずかに
春がくるのを待っている
もうすぐ春 もうすぐ春
と 空がおしえてくれるまで
思い惑わず 誰にも会わず
しずかに、しずかに
ときには人も冬ごもりするといい
それはたとえば
ちぎれそうな心を守るために
ふたたびの力が満ちるように
もう大丈夫 もう大丈夫
と 心やわらかに始動するまで