歩いてゆく
この道を
あしおと
あしあと
確かめながら
いま、どんな足どりで、歩いているだろうか、と。
ときどき、自分の「あしおと」を確かめてみる。
たからかであっても、ひそやかであっても、
その音が、きれいに響いていることを願いながら。
ときどき、歩いてきた「あしあと」を振り返ってみる。
あっちに揺れても、こっちに揺れても、
それはまぎれもなく、自分の「あしあと」だから。
どんな音でもいい、まっすぐじゃなくてもいい。
「これが、私」と思えるような道を、進めるように。
大切なのは、そのときどきで
歩いてゆく、自分の足元を確かめること。
写真: Noion
より