tumu


         つんでゆく

         うれしさも

         せつなさも

         いつか ただしい
         記憶に変わるまで


昨日、せつなかったこと。
今日、うれしかったこと。


たとえば、一年後の今日。
その気持ちは、どちらにも振れないような
どこか正しい、うすらかな記憶になっているはず。


だから淡々でいい、と思う。
今の思いが、いつかきれいな記憶になるように。
ただしく ただしく 積んでゆくだけ。


絵:日向結人さん 心のイロ、心のカタチ。