ほんとう


         ほんとうが
         見たいから
         みえないものは
         見ない
         と、決める


ほんとうの姿。

ほんとうの気持ち。

ほんとうに必要なもの。


自分の中のほんとうも、誰かのほんとうも。

曇りのない目で「本質」を見ることは難しいけれど、

しっかりと見つめれば、必ず見えてくるのが「ほんとう」。


もしも、見えないのなら─。

それは少なくとも、そのときの自分にとって「ほんとう」では

ないのかもしれません。


人はときどき、見えないものを不安に感じたり、見えないも

のに憧れを抱くものですが・・・。

見えないものばかりを見ようとすると、目の前の「ほんとう」

が見えなくなってしまう。

見えているものさえ、見えなくなってしまうことがあります。


大切なものを見失わないためには、自分の目に映るもの

をしっかりと見つめること、見えるものを信じること。


信じていれば、見えるものはたくさんあって。

見つめていれば、今まで見えなかったものも見えてくる。

そんなふうに、思うのです。


写真: Four Seasons  より