夫婦がふうふになる日
家族がかぞくになる日
だんだん すこしづつ
はちみつ色に
なっていく
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「はんぶんこ」から「はちみつ色」へ─。
時間とともに色も形も少しずつまるくなってゆく心がある。
そんなストーリーのもと、「はちみつ色」の絵が届きました。
はちみつの中に浸けられたまあるい「まる」は、角のとれた記憶
の重なりのようなもの。
たとえば1年前。心を痛めていたこと、気持ちのささくれたことが
あったとしても。それらのしかくや、さんかくの想いは、時間と
ともにすこしずつ丸みをおびて、やわらかになってゆく。
だから人は、強くもなれるし、やさしくもなれる。
どんなことも乗り越えて、また前を向いて歩いていける。
そんなことを思います。
夫婦や家族を続ける、ということは。
さまざまな想いや思い出をはちみつの中に浸け込むように。
ゆっくりと時間を重ねてゆくこと、なのかもしれません。