ほんとうのところ
 犬のきもちは、わからないけれど
 なに? とふりかえった目は
 信頼とか 大好きとか
 ことばにならない ことばが
 あふれているようで
 たじろいでしまうほど まっすぐ

 ひとも いぬも ともに生きている
 ただの生きものなのだと 

 気づかされる一瞬

 そのまなざしは
 大切な人には ちゃんと向き合って
 まっすぐに 目を合わせていれば
 きっと、こころはつながるのだと
 あたりまえの
 だけど、忘れがちなことを 

 気づかせてくれる