前にも言ったように、うちの職場は男が大部分である。今日はなんだかとても寂しく感じた。私のいる2階のフロアの私以外のスタッフ(男性6人)でなにやら話をして盛り上がっているのだ。聞いていると仕事の話なのだが、私の口を挟むべき範疇に無い話題なので、入って行けない。私は自分のレポートに専念していればそれでよいのだが、あんまりみんなが楽しそうなのでなんだか疎外感を感じてしまった。
そうなのだ。私以外は待遇はほとんど似たり寄ったりで、仕事の内容も、プロジェクトの報告書を遅延のないように集めたり、現場へ電話連絡して進行状況を聞いたりというものだが、みんな同じような苦労があり、おのずと連帯感が生まれるのである。
一人だけ外国人の待遇で、職場の払う家賃で大きな家にすむことが出来、仕事でも、フィールドと上司の間で板ばさみになる苦労もしなくて済み、いつもだいたい定時には帰れるし本当に気が楽すぎるくらいなのだが、毎日残業、休日出勤までしないと間に合わないという、みんなの苦労を共有できず、一人
離れたところから見ていて、みんなも私とは距離を置いているのである。
役割が違う、のだといえばそれまでなのだが、仮に私がローカルスタッフで彼らと同等の肩書きだったならどうであろう?きっともっと彼らと親密になれるであろう。RBとも、彼がバルデイア担当のField Coordinator の女性Rと話す時のように、苦労を共にする戦友のような会話が出来るであろう。そうしたらどんなに楽しいであろうか?
私は所詮蚊帳の外に居るのである。孤独である。上司Sもそうなのかも知れないが、自分が上司Sに近い立場であってもちっともうれしくない。彼は苦労してないし、適当に仕事をし、レポート書きと英語のレベルが優れているというだけでDirectorという肩書きなのだ。
それにひきかえ、上司S以外のみんなはどうかというと、泥と砂埃と汗にまみれ、フィールドでくたくたになり、何日もシャワーも浴びれず、夜通しローカルバスに揺られて戻り、休む暇も無く、報告書書きに忙殺される。みんな根性があると思う。フィールド帰りの精悍な彼らの顔の輝きはそれを乗り越えてきた証だと思う。それでなければたった2万ルピーやそこらの給料でこんなふうに働いていられるかと思う。まねが出来ないし頭が下がる。私は永遠に彼らに近づくことは出来ない。