前回、スペイキャストの壁にぶち当たったところまで書いた。その頃は、まだ一人で練習していて、youtubeもまだ無い時代だった。当時、野寺さんの個人レッスン料は高く、また釣具店主催の10人まとめてレッスンに参加する程初心者でもなかった。調べているうちに、前橋で下澤さんという方が、レッスンをしていて、思い切って連絡してみると、快く受け入れてくれた。メールでのやり取りの中で、私がHARDYの「Wye」を持っていると言うと、ぜひレッスンで使いましょうということになった。
余談だが、HARDY Wye 11fも2本持っている。バンブーのダブルハンドなんて、本当に使えるの? と思った方もいらっしゃるかもしれないが、断言します。使えます! ただし、ラインシステムは限定されますが。私はしばらく定期的に前橋に通って、このWyeを使って、身体と脳にシングルスペイを叩き込んだ。今の私のスペイキャストはこの時期に完成したと言っても過言ではない。残念ながら、今は下澤さんとは連絡を取っていないが、スペイキャストの師匠として、下澤さんを選んで、本当に良かったと今でも思っている。ちなみに、Wyeでのレッスンは、距離を求めたのではなく、シングルスペイの基礎の基礎の部分。ラインは下澤さんがデザインしたんだと思いますが、下記のライン。
スペイスカジットというライン。ヘッドは10mほどあって、近年のスカジットラインとは別物です。釣り具は、釣り具メーカーの商業的な都合もあるのでしょうけど、特化して行き、幾つも場合によって分けられ、専門でなければならないという、何ともお金がかかる風潮になっているが、このスペイスカジットというラインは、スカジット性能もありながら、シングルスペイも可能と言う私にとっては、万能ライン。受け入れ幅が広いというか、私はこのラインでとHARDYサーモントラベル15fがあれば、どこだって本流の釣りができる。広い場所ではのびのびとシングルスペイでフルラインの釣りをして、背後に木があれば、サスティンドアンカーで釣りもできる。そしてよく飛ぶ。ティップをシンキングに変えれば、底も流せるし、フルシンクと違って、予備キャストしなくても一発で打ち返すことができる優れもの。そして、レッスンで使用した理由は、とても扱いやすいからに他ならない。良いループを身体に染み込ませ、その成功体験を積み重ねることで、私のスペイキャストの壁は知らず知らずに解消されていた。ここで、バンブーのダブルハンドについて少し言及するが、現行のスカジットラインとの相性は良くないし、チェンジャブルのティップであっても、シンキングラインとの相性も良くない。とても難しいということは言っておく。更に11fのWyeならまだしも、私が持っている「LRHサーモン14f」などは、重いし、柔らかいし、決して幻想だけで買ってはならない。
LRHサーモンフライ14f。グリーンとゴールドのスレッドが印象的で、ジョイントはスタッドロック。私も幻想に取りつかれてついつい買ってしまったが、今では出番が無い。確かこのロッドは記念モデルで、LRH本人がデザインしたわけではない。このロッドは非常に難しい。それこそ「曲げないようにして」投げないと全く飛ばない代物だ。それに比べてWyeの11fは、短いからということもあるが、#7のフローティングラインであれば、30m先の魚も狙える。手返しもよく、快適で、何より気分がいい。鬼怒川本流の常トロ辺りで釣るなら申し分ない。ちなみにリールは、ハーディーアングラーズガイドにも推奨されているが、パーフェクトの37/8のナロー。ラインは、スペイスカジットヘッド#7。
33/4のワイドも試してみたが、37/8の方が軽くて、使い勝手が良かった。それと余談だが、Wyeはスパイラルロックファストジョイントで、スペイキャストの捻りに対応する。LRHのスタッドロックも悪くいは無いが、以前スタッドロックが抜けなくて冷や汗をかいたことがある。やはりジョイントはスパイラルロックファストに限る。と、ここまで書いてきたが、次回、私はここから更にスペイキャストのトーナメントに向かっていく。さあ、どうなることやら汗。(次回、トーナメンターへの道へ)乞うご期待。



