Ledger nano Sのファームウェア1.3.1から2.1.0へのアップデートの手順について解説します。
Ledger Nano Sを久しぶりに使う人へファームウェアのアップデートの注意事項
2024年5月に投稿したこちらの動画をまずご確認ください。
まず以前のアプリケーションは使用できなくなっていますので、Ledger Liveのインストールがまだの方はLedger Liveをインストールする必要があります。以下のページからLedger Liveをダウンロードしてください。
Ledger Liveのセットアップに関してはこちらの動画の手順をご確認ください。
また2016年まで販売されていた、Ledger Nanoはアップデートができません。Ledger Nano Sでもファームウェアが1.2.0でPINコードの桁数が4桁のみしか設定できない状態のものはアップデートできません。
この形状のLedger Nano はアップデートできませんので、Ledger Nano S Plusをご購入ください。
Ledger社からも購入できます。
なおこちらからご購入いただくと10ドル分のビットコインがもらえます。
https://hardwarewallet.jp/shop/ledger.html
(DHLで発送され通常3から5日ほどで届きます。)
Ledger Nano Sは販売終了商品です。後継種への買い替えをご検討ください。
Ledger nano Sのファームウェア1.3.1からのアップデートは基本的には他のファームウェアのアップデートと同様です。
2021年7月に2.0.0がリリース、2021年11月末に2.1.0がリリースされています。
ファームウェアのバージョンによってアップデート作業はことなりますのでご注意ください。
重要なのは本体のアプリケーションをすべてアンインストールしてアップデートを行う必要があることです。
Ledger Nano S本体のアプリをすべてアンインストールをせずにアップデートをするとBootloaderで詰まってしまったり、上手く動作しなくなることがあります。
ファームウェアの現在のバージョンによってはアンインストールが必要ない場合もありますが、
1.3.1からのアップデートではLedger Liveから自動で本体のアプリケーションのアンインストールができないため、手動で行う必要があります。
ファームウェアのバージョンが1.3.1の場合、Managerページにはこういった画面が表示されます。
Ledger Nano S本体には最初からビットコイン、イーサリアム、FidoU2fがインストールされていますので、すべてのアプリをゴミ箱マークをクリックしてアンインストールします。その際、ビットコインを最後にアンインストールします。
本体にSettingsのみ表示されたら、Firmwareのアップデートに進みます。
(Ledger Nano Sのバージョンによっては+のアイコンが出てきますが、1.3.1の場合はSettingsのアイコンのみ表示されます。)
右上にUpdate Firmwareという青いボタンがありますのでクリックします。
しばらくするとLedger Liveの画面にIDENTIFIERという英数字が出てきますので、Ledger Nano S本体に同じ英数字が表示されているか?確認します。Ledger Nano Sにはアップデートするファームウェアのバージョンと識別子IDENTIFIERが表示されます。
IDENTIFIERが画面の英数字と同じであればチェックマークのある右ボタンを押します。
しばらくすると画面にUpdateと表示があり、「Processing...」と表示されます。
PINコードの入力画面になりましたらPINコードを入力してください。
アップデートが進むとこのような画面に切り替わります。
イラストと同じように、左のケーブルを抜いて、左ボタンを押したまま再度接続します。
Ledger Nano S本体にBootloaderと表示されたら、左ボタンを離します。
これでアップデートが進みます。
PINコードの入力画面になりましたらPINコードを入力してください。
1.3.1から2.1.0までのアップデートは複数回ありますので、
画面の指示に従って、アップデートを進めてください。
こちらの動画も合わせてご確認ください。
すでにLedger Nano Sを使用されていた方はアップデート前に復元ができるリカバリーフレーズ、24単語が必ずお手元にあることをご確認ください。パソコンの環境によってはアップデート後、本体がリセット、初期化されてしまうことがあります。
復元フレーズである24単語が正確にメモされているか?必ずご確認の上アップデート作業をしてください。
アンインストールやインストール等の操作もYOUTUBEで解説しています。
まずは使用するアプリケーションがLedger Liveなのでその設定が必要となります。
他のアプリのインストール、アンインストールやアカウントの追加に関しては変更なく今まで通りです。
24単語の重要性の理解はハードウェアウォレットを使用する上でとても大事なことです。
秘密キー、リカバリーフレーズやウォレットの仕組みは必ず確認してください。
https://hardwarewallet.jp/hardwarewallet/howitworks.html
https://hardwarewallet.jp/hardwarewallet/private-key.html
仮想通貨は取引所にもウォレットにも存在せず、ブロックチェーン上の取引データとして存在しています。
仕組みを正しく理解して使うことで、盗まれるリスク、フィッシング詐欺などに合わないようになります。
24単語の管理がすべてです。
メモした24単語は大切に保管してください。
ファームウェアのアップデートが不安な方は有料のサポートをご検討ください。