TREZORのファームウェアアップデートのお知らせがありました。
TREZOR ONEは1.9.0が最新バージョンとなります。
Firmware updates for Trezor One (version 1.9.0) and Trezor Model T (version 2.3.0) are here, and they contain some exciting enhancements:
今回のバージョンアップの主な内容はパスフレーズのアップデート、セルフディストラクトPINの設定が追加されました。
セルフディストラクトは本体のデータを全て消去して初期設定の前の状態に戻す設定です。
パスフレーズはTREZOR本体が万が一盗まれた時に、本体に設定されている24単語を解析されることを防ぐために設定された25単語目に設定できるというものです。
詳しくは過去の記事をご確認ください。
https://shop.hardwarewallet.jp/blog/2019/07/16/222334
25単語目のパスフレーズの取り扱いと理解は十分にご自身で検証してから設定してください。設定は自己責任となります。リスクもあるため、特別な心配がない限りはこの設定を弊社ではお勧めしていません。
セルフディストラクトは使わなくなった本体に対してのセキュリティです。
よくミッションインポッシブルで使われる単語で5秒後にセルフディストラクトされますという言葉を聞いたことがあると思います。
This Message Will Self-Destruct in Five Seconds
直訳:このメッセージは5秒で自己破壊します
完全に消滅させるとか、映画ではテープやデバイスから煙が出るというシーンです。
このPINコードを通常のPINコード意外に設定することで、完全消去、初期化が可能となります。
ただ一般的に使用されるシチュエーションは考え難いため、こちらもあえて設定はお勧めしません。
ファームウェア自体の更新はする必要がありますが、新たな追加された機能の使用については使い勝手を考えて、ご自身の理解できる範囲と責任の元設定するようにしてください。