ハードウェアウォレットの端末内ってどうなってる?端末を分解するとこんな感じになっています。

左がレジャーナノSで右がトレザーです。基盤があり、小さい携帯ゲームを分解したみたいな見た目ですね。

 

ハードウェアウォレットの端末内には何が入っている?というわけではなく、この端末に仮想通貨そのものが入っているわけではありません。

 

ハードウェアウォレット本体そのものは、初期設定時に作成する秘密鍵を生成するためのものです。

秘密鍵を生成して、本体に設定した後、その秘密鍵をもとに、公開鍵、アドレスが生成され、それに対して秘密鍵で署名することで、トランザクションが生成されます。

 

ハードウェアウォレットをパソコンに接続して送るデータは秘密鍵で署名し、生成したトランザクションです。

 

なので、ハードウェアウォレット自体はUSBメモリの用にデータを保管しているわけではないです。

ハードウェアウォレットはUSBメモリの用に仮想通貨を保管できるものと思っている人も多いですが、本体に入っているのは設定した秘密鍵のみです。

 

レジャーナノSに関しては、アプリケーションのインストール作業が必要になるので、メモリの空き容量というものは存在しますが、仮想通貨、ビットコインなどのデータそのものを保管しているわけではないです。

 

ファームウェアのアップデートは必要ですが、セキュリティ上、本体に保管されているのは秘密鍵のみなので、秘密鍵を書き取ってあれば本体、端末が壊れても、新しい端末、本体を買えば復元できるため問題はありません。

 

ハードウェアウォレット本体そのものは単に秘密鍵をランダムに生成するツールであり、その生成した秘密鍵が本体に設定されてるため送受するアドレスの生成とトランザクションが作成することができるものです。

 

ペーパーウォレットなどもランダムに秘密鍵が作成されます。

多くの仮想通貨でペーパーウォレットは作ることができますが、それぞれのペーパーウォレットの秘密鍵がすべて違うものとなり、管理する秘密鍵が増えてしまうことになります。

 

ハードウェアウォレットのメリットは秘密鍵が1つで1000種類以上の仮想通貨を保管できることです。

 

現在レジャーナノSもトレザーもERC20トークンを含めると1200種類以上の通貨を保管できるようになっています。

 

対応通過は増えていきますし、どんどん進化してい便利になっています。

 

基本的なウォレットの仕組みがわかっていると、その利便性の良さが体感できます。

ウォレットの仕組みがわからないと不安になりますし、操作の意味や仕組みがわかっていないと怖いと感じることもあると思います。

 

仮想通貨はそれぞれブロックチェーンの仕組みやプロトコルが違います。

 

ハードフォークやソフトフォークにより、アドレスの種類が増えたり、ルールが変わったりします。

それによって取引所で受け取れるアドレスが変わったり、追加情報が必要になったりということもあります。

 

マイナーな仮想通貨に関しては英語でしか情報がないことも多いです。

 

自己責任で管理する新しい価値ある資産が仮想通貨です。

 

安心して使えるように少しずつウォレットやブロックチェーンの理解を深めてください。