2月のある日、フェイスブック上で中学の同級生がやってる酒屋が店仕舞い
することを知った。
その同級生とは中学卒業以来会っていない。
仕事が早く終わった時に行ってみた。
14~16歳までの短い間だけいた街。
クルマで進入すると驚く程狭かった。
あの頃は狭いなんて感覚なかったのに。
店に入ると、ヤツは接客していた。
全然変わってない顔。
日本酒にこだわった店。
日本酒が飲めないオレは困った。
何食わぬ顔で
「洋酒は無いんですかね?」
と聞く。
3種類しかなかったモノを紹介された。
「じゃ、コレを」
とカッコつけて一番高いヤツを手にとった。
会計時、
「イロイロと大変だったみたいだな」
と言いながらオレは名刺を渡した。
「全然わかんなかったよ」
とヤツ。
暫く話をして、再会を約束した。
あれから数週間が経過して、
あの時の酒を飲むことができる時間ができた。

箱に入ってるような高い酒、初めて買ったよ。

45%なのに驚く程軽い口当たり。
高いヤツってこうなの?
がばがばイっちゃうよ。
ヤバいね。
あ、明日は日曜だってのに朝から会議だった。
あと少しだけにしとこ。
ダボ、旨い酒を教えてくれてアリガトな。