私と恭子との共同作業で、その後二、三日で入管提出書類を整え、六月一四日、田舎から出て来た恭子の従姉妹を連れて入管に交渉に行った。

「難しいですね。

認められた事例は今までにありませんからね。

一応書類は読んで、審査はしますけど。

余り期待しないで下さい」と担当官は言った。

恭子は、バッティに会いに毎日入管へ行っていた。

一回三〇分だけの面会。

私は、面会後、三〇秒でもいいから必ず担当官と会い、よろしくお願いします、と頭を下げるように指示した。