Hardnutのブログ -78ページ目

巨龍 アフリカを駆ける

昨晩のNHKの特別番組「チャイナ・パワー "巨龍 アフリカを駆ける"」はなかなか見ごたえがあり、あらためて中国のアフリカ進出のすごさに感心させられた。

20年以上前にはケニアの在留邦人は約1000人程度で、韓国人も中国人もその半数程度だったと記憶している。そして、中国人はほとんどがマレーシア・シンガポール・香港などの出身者だったが、ここ10年は中国本土の経済成長に合わせて本土からアフリカへ来る中国人が激増した。

現在、ケニアの在留邦人は500人程度らしく、民間企業の人が減り、政府関係・援助関係・民間NGOなどに所属する人たちが増えたが、総数ではひと頃よりもずいぶん減った。


一方、聞くところによれば、ケニア在住の中国人は現在3万人を超え、韓国人も3,000人以上と云うことらしい。

かつてケニアに住んでいた頃、いろいろなところで中国人と接触があったが、かれらのバイタリティーというか気迫には圧倒されることがしばしばあったが、彼らのあのパワーにはかなわない。


何年か前にマラウィの南部の商都ブランタイヤーの空港に着いてから、クルマで市街へ向いかけたら空港を出たすぐのところの民家に赤い提灯が掲げられているのを目にした。その前に訪れたときにはなかったので新たに開店した中華料理店のようだった。

海外へ進出する中国人は、「三刀一娼」で生きていけると言われ、三刃は、包丁=料理人、ハサミ=仕立て屋、剃刀=床屋をやって生計を立て、女性は娼を売っても生きていくということを言うらしい。そして、支出の最優先事項は子供の教育で、移り住んだ土地でその子供たちが他を圧倒できるだけの知恵なり技術なりを見につけさせるのだという。


日本国内だけにいると気づかないが、個人のレベルでも、民間企業としても、さらに国家としても中国は怒涛のように世界中に進出している。






エチオピア饅頭

インターネットで「エチオピア饅頭」を検索すると面白いものが見られるので試してみてください。


エチオピア饅頭の話しではなく、「モカ」という名前で知られるエチオピア・コーヒーのことについて。

昨年始め、エチオピア産のコーヒー豆から日本政府の基準を超える残留農薬が検出され、以来、日本への輸入はほぼゼロになったままの状態が続いている。エチオピアの日本向けコーヒー豆輸出量は全生産量の4分の1にあたるので、エチオピアにとって大問題となっているが、日本ではなぜ基準以上の残留農薬なのか、原因は何なのかなど全く正確な情報もなく「基準を超える、、」とはどういうことかなどは一般には理解されず、そこで思考停止状態となっている。


昨日の朝日新聞beのページに「こだわりのコーヒー豆」というコーヒーのランキングの記事があるが、そこには「エチオピアのモカは、基準以上の残留農薬が検出され危機にある」という記述だけでそれ以上の説明はない。


ことの始まりは2007年の日本政府(農水省)の輸入食品の残留農薬検査基準の大幅改革からスタートしている。

これもインターネットで「農薬ポジティブ・リスト」というのを検索してもらうといろいろなサイトがあるので、「農薬ポジティブ・リスト」となんなのか、それまでの「ネガティブ・リスト」が「ポジティブ・リスト」に変わった経緯と理由も併せてチェックしていただきたい。

ナッツ類も新たな農薬の化学物質とその基準値が提示され、国内業界としてそれら数値の正当性などについてそれまで使用されていた実績のある基準値を基にの農水省とのすり合わせをした。

コーヒーの場合は、国内の輸入業者団体として残留農薬基準の数値を農水省と詰めることをしなかったのか、コーヒーの残留農薬基準は農水省が最初に提示した一番厳しい(最も安全な)数値がそのままとなったため、たとえば、ホウレン草の農薬物質Zが1ppmの基準値なのに、コーヒー豆のZ基準値は0.05ppm以下ということになっているのが現状なのだ。

「国産」との比較も面白い。数値は失念したが、農薬Xの国産ブロッコリーでの残留基準は50ppmだけれど、中国産ブロッコリーのX残留値は1.ppm以下でなくてはならないなどというのもある。


つまり、エチオピアのコーヒーにはとんでもなく高い基準で残留農薬を判定され、そこで引っかかって日本に輸入できないという状況で、これは、他の生産国からのコーヒーについても同様の問題が起こる可能性がある。

日本のコーヒーは、キリマン・ベース、プルマン・ベースとモカ・ベースがブレンドの3大ベースなっており、モカ・ベースが市場から消え、キリマンジャロ・ベースも同じ問題になったらこれもアウトで、それらはどちらもアフリカ原産であるということ。

JETROは「アフリカの一村一品運動」などというどうしようもないことをやっているが、それだけの予算があるならアフリカのいろいろな国の基幹産業になっているコーヒーの、日本国内での啓蒙運動と日本政府に対するロビー活動に費やすべきと思うが、、。

モンバサへカニ食べ行こう

土曜日の朝11:00時、ケニア航空(KQ)国内線ナイロビ発モンバサ行きに乗り込む。一時間でモンバサへ着いたらタクシーでモンバサ島の北の対岸Nyaliにあるタマリンド・レストランへ直行すると、昼食にはちょうどいい時間となる。

真っ青なクリークとその先のインド洋が一望できるベランダの席に着いたら、まずは象さんラベルのTusker Beerをグビグビとやり、ピリピリ・プロウン(Pilipili Prawn)にしゃぶりつく。ビールの後はキリリと冷えた白ワインを飲みながら対岸のオールド・ポートを眺めたり、レストラン内で小走りできびきびとサービスをするウェイターに目をやる。「アフリカ人は動きが緩慢で働かない」などという印象を持っている人は彼らの働きぶりを見るといい。要はどのように彼らにやる気を起こさせるかということで、これは特にアフリカ人だからとか日本人だからということに関係なく、IncentiveとMotivationの問題で、雇用する側のマネジメント能力次第と云うことなのだろう。

そんなこんなをぼんやり考えているうちに注文しておいたジンジャー・クラブ(Ginger Crab)が出てくる。これは濃厚なブイヨンにショウガをしっかりときかせて花咲蟹をボイルしたもので、殻から身を剥がしてはむしゃむしゃと一心不乱にカニに集中する。

お腹もいっぱいになって気持ち良くなったところでタクシーでセレナ・ビーチ・ホテル(Serena Beach Hotel)ヘ行って、チェックインをしたら冷房の効いた部屋で夕刻までたっぷりとお昼寝となる。


夕刻、プールサイドで夕日を見ながらちょっと濃い目のジン・シニックなどをすする。日没時のこう云う一杯をSun-Downersと呼ぶ。

夕食は敷地内にある「Baharini」とか言うシーフード・レストランでロブスターを注文する。いわゆる「鬼殻焼き」だ。飲み物はボディのしっかりした赤ワインなんかがいいと思う。

翌朝は海岸でも散歩してから朝食。バイキングだけれどアップル・マンゴーやポポなどの果物を軽く食べれば十分だろう。

そして、適当な時間にチェックアウトをしてタクシーで空港へ向かう。

前日来た便と同じ便でナイロビへ戻る。


12月10日頃からはハイ・シーズン料金になるが、今ならまだ料金も安く空いていて快適だ。ナイロビあたりにいる人は是非試してみてはいかが。