上記のブログを書いたのが1年半前でした。
2020年4月の開催のはずが、3回延期となり、2021年10月に開催となりました。
結果は32キロでDNF
脱落者バスに収容され、恥ずかしいやら悔しいやら歯がゆいやら
メダルをぶら下げて誇らしげな完走者が心から羨ましかった、恨めしかった
せっかくヘルニアを克服して参加した初フルマラソンだったのに。。。
そんな悔しい思いを1年半ずっと抱えていました
2023年4月16日
再度ロッテルダムマラソン挑戦です❗
実は去年の暮れから体調を崩してしばらく休職していました。
燃え尽き症候群です。
おそらく父が急に亡くなってしまったのと、直後に転職したばかりの仕事が忙し過ぎたのが、気持ち的に全く追い付けなくなってしまったのだと思います。
会社にも相談出来る人がいませんでした。
コロナ渦の一連のストレスも大なり小なりあったかもしれませんね。
なので産業医の勧めもあって走ってはいたんですが、フルマラソンのガチ練習をするエネルギーがどうしても沸いてこなくて、2月から走行距離を増やして挑んだフルマラソンでした。
マラソン当日は曇り
しかし個人的には絶好のマラソン日和だと感じました。
参加ランナーは1万7千人
なかなかの参加者数
さてレポートです。
前回の反省を踏まえて、ペースを抑えているつもりでしたがやっぱり(私にとっては)ペース速かったみたいです。
マラソンペースではありませんでした。
最初は快調でしたが焦るといけないのでガーミンは見ないようにしてました。
これがよくなかったかもしれません。
レースの波にのみこまれてオーバーペースだったのかも。
前回は13キロで早くもバテて、17キロで歩いてましたが、今回は15キロで結構しんどく、20キロで一気にペースが落ちてしまいました。
30キロの壁どころか20キロの壁です。
またかよーと思いました。
やはり30キロ走行たくさんやらないといけないのはこれですね。
壁が20キロに来るとあと22キロあるんですごくしんどいです(当たり前)。
ハーフ過ぎた当たりから、上りは歩きをいれるようになりました。
ロッテルダムマラソンは非常にフラットなはずなんですが、微妙に上りがあるんですよね。特に後半から。
気のせいかな。
塩サプリやマグネシウムをとるようにしたので、以前のように足が売り切れることはなかったですが、時々歩いた後に釣りそうになるのでなるべく走るようにしてました。
26キロくらいからは大分メンタルがやられてきて、以前リタイアした32キロまでいけるのかしら?とかなり不安に。
私はもうすでに最後尾を争っているような状態で他の人が気になってしょうがないです。
これでまた余計なエネルギー使っちゃうんだろうなー。
28キロ地点では彼がまっていてくれていて応援してくれたので嬉しかったのですが、もうこの地点でくたくたで笑顔で対応できず。
ごめんね
歩きが増えてきたけど、前回みたいに足はまだ売り切れてないのでなんとかちびちび走る。
でもでっかいオランダ人達が疲れてだらだら歩いているのに私のゆるゆるピッチ走で全然追いつかない。。。
体格の不利さを実感。
パワーウォークの方が走った方が速いくらいだけどパワーウォークは足が釣りますのでダメ。
メンタルがどんどんヘタレに
28キロから31キロ地点は応援が凄まじい
みんなノリノリで酔っぱらってます
パワフルな応援
なんとか32キロ地点まで到着❗
だけどあと10キロもあるのーー??
なんか全然走れる気がしねー
でも32キロから進める感動で一瞬だけ元気になる
前回よりも先に進んでいて嬉しい気持ちと、こんな辛くて苦しくて本当に完走できるのかと言う気持ちでごちゃごちゃに。
苦しい❗
苦しい❗
辛い❗
しかもやはりもうほぼ最後尾で、係の人が34キロくらいから
「頑張って、走って走って❗じゃないと完走できないよ」
と何回も来るたびにもうDNFしようかなと何度思ったことか
前方を進んでるオランダ人達もたくさん歩いてるけど私よりも大きいのでずんずん進むんですよね
なんだかなー
公平じゃないわーと思うけど
もっと練習しろってことですよね
メンタルが豆腐
これにつきます
私より後でゆっくり進んでいた女性(彼女が今年ロッテルダムのラストランナーでした)が力強く走っている姿をみて
もう負けた、ダメだと思ってしまいました(勝ち負けじゃないけど私のなかで何かが崩れた)
彼女の走りは素晴らしかった
速くないけど強い
多分彼女は最初から最後まで歩いてないと思う
気迫が、気合いが全く違う
そんな走りだった
感動した
最後尾でもいいから絶対完走しようと思いましたが
もう38キロ時点で歩くことしか出来ず
足が売り切れてないのに、メンタルがやられて走れなくなってしまったのでした。
もうダメかも。。。
前回あんな悔しい思いしたのに
でももう走れない
終わりか。。。
脱落者バス来たな😭
ここで係員に言われるのです。。。。
「ごめんね、もう道路片付けて開放しないといけないから。歩道に移動して、自力でマラソン完走して。Coolsingel(ゴール地点)で待ってるから、メダル渡すからね❗」
おー!
脱落者バス収容じゃないの??
メダル貰えるの???
いえーい!!
この時点で5時間20分くらい
気を取り直して歩道によって歩き始めました。
あと4キロでゴール
メダル貰える
もう走れないけど歩くのは出来る
歩いていると、沿道の人たちが気づいてくれて
「おー、あなたまだ競技続けてるのね❗よく頑張った素晴らしい!」
とかって、笑顔で拍手してくれてすごく嬉しかったです。
途中信号につかまったり、道間違えそうになったり笑
自力でマラソン完走はこういうおまけがあります
39キロ地点で彼に電話すると
「よし、じゃ僕も41キロで合流するから、一緒にゴールしよ♥️」
と言ってくれて
彼と合流して一緒に手を繋いで歩いてゴールのCoolsingelに向かいます
その途中でも応援や拍手が😃
「あなたが正真正銘のラストランナーじゃない❗諦めなくて素晴らしい‼️」
嬉しいなぁ
だからロッテルダムマラソン好きなんだよな
もう道路は撤収作業を着々と進めていて、あっちじゃないこっちじゃないと、ゴールを探しながら歩きました。
ゴール見つけたけど、バリケードが貼ってあって、あーダメかもってちょっと思ったけど、メダルあげるっていった係の人を信じる
彼に手伝ってもらってバリケード乗り越えて(もう筋肉痛出てきてたんできつかった笑)
ゴール前に到着!!!
写真をまずとって
ゴーーーーーーーーール
係のおっちゃんが気づいてくれてメダルをかけてくれた瞬間
ガン泣き





いろんな思いが溢れ出て
ガーミンのタイムは6時間2分でしたが、係の人と話したり、信号待ちとかあったので、Stravaの記録は5時間55分ということで
5時間55分!サブ6!
ということにします!
正直予想タイムは6時間で予想通りだったんだけど、制限時間5.5時間は今さらですが無謀でした。
残念ながら、正式なタイムは登録されてないですが、最後までマラソンさせてくれて、メダルくれたロッテルダムマラソンに感謝です。
このメダルは一生の宝物です
今はもうフルマラソンは二度といいです、って言うのが本音です笑
制限時間が7時間の東京マラソンとか8時間のロンドンマラソンなら、とかは思います。
ただ当分いいです笑
長いレポート最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。
昨日のお祝いコメントも本当に嬉しかったです



