江南浪人-中国稼働中、建設中、計画中の原発
                        中国の原発(建設中、計画を含む)

今回の東北大震災および福島原発事故については、中国国内でも連日大きく報道されています。


中国人の友人は、「中国の原発は今回事故があった福島の原発よりも後に建設されたから、大丈夫」といっておりましたが、調べたところ中国には広東省、浙江省、江蘇省に複数の原発があるようです。

いずれも中国の発展を牽引する沿海部の大都市圏ですね。


しかも江蘇省の田湾原子力発電所は2008年に爆発、火災事故を起こしている 、とのこと。

この事故は当初国内では全く報道されず、香港のメディアが報道を行いました。

結果、政府は事故からひと月後にようやく事故があったことを認めています。

ただし、小規模な出火にすぎず、爆発の事実は認めておりません。


事故の詳しい情報は、下記サイトを御覧ください。
中国・田湾原子力発電所における変圧器爆発火災事故について-PDF



現在中国では各地に原子力発電所を建設中、または計画をしています。

中国では経済の発展、国民所得の増加によって電気の使用量がうなぎのぼりとなっており、従来主力であった火力発電では電気需要を賄えなくなってきています。

また韓国でも原子力発電の推進、輸出に熱心ですが、頻発するKTXのトラブルを例に見ても原発の運営には不安が残ります。


現在、日本の原発の行方が注目されていますが、私たちは日本周辺国の原発にも大きな注意をしていく必要があります。
今回の震災によって地震、津波の被害にあった方々も心配ですが、海外では福島第一原子力発電所の動向にも注目しています。

各TV局のニュース番組でも某大学の教授とか専門家が事故の状況説明や危険性について述べていますが、その内容は人それぞれ違いがあるようです。

また一部Webの情報では原発が爆発する、東京は危ない、と危機的状況を煽る内容も流れており、情報が錯綜しております。



今回の原発事故の状況について私が分かりやすいなと思ったのは、大前研一さんの説明です。



地震発生から1週間 福島原発事故の現状と今後


誰にでも分かりやすい説明でどうして事故が発生したのか、また東電や政府が抱える問題と将来の解決策を説明してくれています。

私も知らなかったのですが、大前さんはもともと日立で高速増殖炉の設計をやっていたんですね。



また作家田口ランディさんのブログにも「最悪のシナリオ」という脅しに騙されないために。という記事が掲載されています。

こちらは今回の事故後、原理視力関係者や専門家と行った意見交換の内容がまとめられています。
(ブログ文中リンク先のガジェット通信の記事も御覧ください)



本来政府や東電は国民に対して正しい情報を伝えるのが最低限の責務だと思うのですが、事故発生直後の政府、東電の説明が二転三転したため、国民は公式発表の情報に対して不安を感じています。

また被災地周辺の水道水や作物に放射性物質が検出されるなど、今後は風評被害の発生も懸念されます。

政府は一刻も早い長期的な対応策を発表し、万全な復興政策を開始すべきです。