皆さんは何を求めて美術館に足を運ばれますか?
僕が美術館に行くのは何か大きな展示会がある時くらい。足繁く通うなんてことはありませんし、年に数回足を運ぶ程度。東京の美術館であれば常設展でも見応えはありますが、地方でそれを求めるのは厳しい。
特別展に行ったついでに、気が向いたら、あるいはまだ歩く余力や駐車場の時間まで余裕があれば常設展も・・・
産業編集センター
小さな美術館の学芸員 著
¥1,600
この本を読んで、もっと美術館に足を運ぼう
常設展も積極的に覗いてみよう
という気持ちになりました。
折角、これだけ多くの関係者が関わって、気持ちを込めて開催してくれているのだから…
美術館を訪問するだけでなく、その裏側、開催者のことを考えるようになったのは原田マハさんの著作を読んで以来です。そしてこの本ではキュレーターではなく、実際に美術館内で働く学芸員さんが書いているのがとても興味深い。
「小さな美術館の学芸員」さんの美術作品・美術館愛に溢れる気持ちが、こちらにもとてもよく伝わってきます。
アートは無駄である
だからこそ、タイパの呪縛から解き放たれるために、今の私たちに必要なものなのではないか?という著者の意見に、とても共感しました。
僕自身も、社会にとって無駄に生きている動物なのかもしれない。だから無駄との親和性が高いようで、音楽や絵画、彫刻その他芸術と接するのが大好きです。
無駄、大好き
(お世話になってばかりのハズキルーペよりも)