望岳台からスタート。

ガッスガスの先週(雌阿寒岳)と打って変わって、今日はよい一日になりそうな予感がします。

 

 

美瑛岳、美瑛富士もよく見えるし、

 

 

富良野岳の雄姿もクッキリ

 

稜線上をたくさんの人が歩いています

 

人気の山、そして9月に入りようやく天候も落ち着いてきた感があり、人で賑わっています。

やっと、北海道らしい湿度の低い晴天に巡り会えました。

気持ちよいです

 

 

これはガスでは無く、風で流れる噴煙のために山頂が白っぽく霞んで見えています

 

 

そのまま、雲に隠れず待っててね~♪

 

鋸岳

ギザギザです。和製グランドキャニオンのような光景

(行ったことないけど…)

 

 

この火星のような光景も大好きな場所です

(火星も、もちろん行ったことないけど…)

 

 

ここを登り切れば山頂です(左側)

 

 

あと一息

 

山頂にとうちゃこ。大賑わい

 

360度、山、山、山・・・

大雪山系、雌阿寒、日高の山並み(形も名称もよく分からない…)、夕張岳、芦別岳・・・・・

 

ボリちゃんも今日は満足げ?

 

 

素晴らしい一日!

 

 

 

だいぶん下の方まで降りてきて、望岳台へと続くガレ・ザレ道へとやって来ました。ここから、下の避難シェルターがチラッと見えたりするのですが、これが近く見えて、意外に結構な距離がある。

 

距離的な疲労が溜まってきているし、足裏も痛みが出てくるこのタイミング、この歩きにくい道がけっこう脚に堪えるのです。行きは元気だから気になりませんが、帰りはキツい。長くて苦痛な望岳台への道。

 

「お前なんて登山をする資格は無い!」と言われるのを覚悟で白状しますが、避難所を過ぎた辺りでいつもこんな台詞を夢想してしまうのです。

 

「沖田艦長、ここはワープしましょう!」

 

「ウム…、スタート地点にワープ!」

 

 

 

 

な~んて、この2km程の苦痛な道を回避できたらいいのになぁ…

 

 

何故、人は走るのか?

何故、人は山に登るのか?

そして何故、人は音楽を聴くのか?

 

走れば脳みそと身体がスッキリしますし、山に登れば美しい景観に感動します。音楽を聴けば、心満たされたり、慰められたり、鼓舞されたり、元気・勇気づけられたり、様々な効用があります。

 

でも、何故?と問われれば、自分でもその行為をする理由を、きちんと他人に説明する「言葉」が思い付きません。

でも、この本を読んで、僕が山に登る時に感じていることが少し言語化され、頭の中がちょっとだけ整理されたように思います。

 

 

人生はバリ山行だ!と叫びたくなるような秀作

 

 

山に興味のある方も無い方も、読んで損はないと思います。でも、山登りしている人の方が、著者や登場人物の心情に、より親密感が湧くことでしょう。

 

ラストに近づき「ここで終わってしまっていいのか?」と心配しましたが、最後の一文に、静かな余韻と感動が残りました。

構成も、ラストも素晴らしかったです!

 

 

 

 

 

 

 

さてと、また山に登るか…

 

 

 

本来はジャズ・メインのブログのはずなのですが、最近はすっかり登山ブログと化してきました…

北海道の短い夏、ということでご容赦下さい。

 

さて、利尻山は何とか雨に当たらずに切り抜けましたが、その後もまたまたグズグズ天気が続く北海道。

週末は山に行けるのか?とヤキモキしているうちに、週末を迎えてしまいました。

 

天気予報と睨めっこしながら、金曜晩に行き先を雌阿寒岳に決定。

でも、晴れるかどうかは運次第。

旭川からはそれなりに距離があるので、せっかく行くのであれば晴れて欲しいところ。

 

 

さて、どうなったでしょうか?

 

 

 

 

絵心のある方が、切り株にこんな洒落たものを描いていました。ほっこりしますね!

 

 

登っていくうちに、オンネトーが見えてきました

もしかして、山頂も晴れる?

 

上の方に来て、オンネトーも小さくなりにけり。

下界は晴れているものの、頂上付近はなんとなく不穏な気配を感じます…

 

 

山頂にとうちゃこ。ガッスガス…

でも、この時はまだ風が酷くなかった

 

 

 

嫁さんのマスコット、ボリちゃんも心なしかつまらなさそうな、不満げな顔をしています(いつも?)

 

 

厚いガスが抜け、一瞬だけ周囲の景色を望むことができました。でも、それはホンの一瞬のラッキーな出来事で…

 

 

…つかの間の眺望でした。

広く見渡せるかに思えた景色は直ぐにガスに飲み込まれ、再び何も見えない世界に逆戻り。「待っていても、回復しなさそう…」と気が萎えていたその時に、爆風とたまにパラッとくる雨粒。

 

 

回復しそうな兆候があればもう少し辛抱したのですが、我ら軟弱登山隊、そそくさと白旗を揚げて退散です

 

 

 

青沼は全く見えなかったのですが、こちらの赤沼だけはなんとか目にすることができました。ゴーゴー唸る暴風の中で

 

 

下りてくると、あれまあ、下界は晴れています。

悔しいなぁ、折角こんな遠くまで来たのに…

 

それにしても外国人観光客の多さ!

こんなところでスペイン語を耳にしたのは初めてです

 

 

登山口近くまで下りてきました。天気イイ、暑い!

暴風に耐えて、待つべきだったのだろうかと、何度も後悔

 

 

木漏れ日に苔が美しく輝いていました

 

 

雌阿寒岳、阿寒富士を登るはずが、景色の全く見えない雌阿寒岳のピストンに終わってしまった今回の山行。

わざわざ遠くまで来たんだから、オンネトーくらい見てから帰るか…と寄ってみたら・・・・・

 

 

 

 

あれっ?

 

 

 

どっちもバッチリ山頂見えてるじゃないか!!!!!

ど~ゆ~こと?

 

 

嫁 「このまま帰るなんて惜しいわ。もう一回、登る?」

 

僕 「いいえ、結構です」 (即答)

 

 

それからロング・ドライブをして帰りましたとさ。

めでたし、めでたし。

 

 

 

 

 

 

 

 

ん?

めでたくない!