それは先週金曜日の夜。
ユニオンさんのウェブサイトで、ものすごく久々にオスカー・ピーターソンのアルバムを「ポチッ」としました。
幻の発掘音源がリリースされたとのこと。
オスピのファンとしては嬉しいニュースです。
演奏・録音の両面においてオスピの「プリーズ・リクエスト」(邦題)は、僕が棺桶に入れる10枚に間違いなく選定する、ジャズ史上傑作の一枚です。
オスピ=レイ・ブラウン=エド・シグペンのピアノ・トリオは僕にジャズの楽しさを教えてくれました。
そのトリオ演奏の未発売音源が聴ける!
週末の夜は気分よく床につきました。
話が変わり…
2011年、嫁さんの執念で、ソフィー(故:母犬)に5匹の子供ができました。
ネーミング・ライツは僕が握っていたので、生まれてくる子供たちには男女それぞれの候補名を検討することになりました。
当然(というか何と言えばいいのか…)ジャズにちなんだ名前を付けよう、偉大なジャズメンであり、名前を呼びやすいことも条件の一つ。
フィッツジェラルドでは長過ぎるし、自分の舌を噛んでしまいます。
ゲッツというのも何だか…。
ロリンズも発音し難いし、ブレイキーで破壊衝動が強過ぎても困る。
発語しやすく、短めで、相手も名前を聞きとりやすい、そんな名前・・・・・
結局、生まれてきた子供たちには、生まれてきた順序に
オス:ベイシー
オス:デューク
オス:フレディ
オス:オスカー
メス:クリスティー
と仮の名前が付けられたのでした。
5匹全てを引き受ける経済力もなかったので、2匹をウチに残し、3匹は知り合いに引き取って頂きました。
嫁さんが「女の子が欲しい!」と常々言っていたので、クリスティーは自動的に残留決定。
問題は男の子たちで、どの子をウチに残すのか、家族で大議論になりました。
結局、クリスティーと相性のよさそうなオスカーを我が家に迎えることに。
オスカーの名、僕が大好きなオスカー・ピーターソンから名前を頂戴しました。
そのオスカーが、オスピのCDを久々にポチッとしてから、二日後に虹の橋を渡るなんて、全く想像もしていませんでした。
オスカーにも発掘音源を聴かせてやろうと思っていたのに…
もちろん、いつもの大音量で…
息を引き取ったその瞬間には立ち会えなくて、申し訳ない気持ちと、とても心残りではありますが、生きているうちに(亡くなる前夜にも)オスカーに伝えていた言葉があり、それだけが僕のせめてもの救いとなっています。
「オスカーのこと大好きだよ。ウチに来てくれてありがとう」
子供たちに読み聞かせていた「ずーっと ずっと 大好きだよ」という僕も大好きな絵本があり、その振る舞いを参考に真似していたのです。
賢明なオスカーだから、僕の言葉をしっかりと受け止めていたハズです。
8月が来たら、15歳を迎える予定でした。
よく食べ、家族の愛を受け、高齢になってからはヨボヨボしつつも懸命に生を全うしました。
立派に生ききったと思います。
僕がそっちに行ったら、僕のこと忘れずに憶えていて、ちゃんと駆け寄ってきてくれよな。
そして大きく「ワンッ」て吠えて迎えておくれ
オスカー、ウチに来てくれてありがとう。
ゆっくり休んで、僕達を待っていてね

















