St. Louis Blues

Akiko Tsuruga

 

MOJO Records

XQCM - 1302

 

 

敦賀明子さんに度肝を抜かれて、また一枚。

 

3歳からオルガンを始め、教会音楽に親しみながら育つという環境があったにしても、持って生まれた能力を自分で伸ばしていく努力が無ければ才能は開花しない。

 

早々に活動の場を本場アメリカに移したのが功を奏したのでしょうか。若くして異国の地に踏み出す勇気。

 

環境・才能・度胸

 

と三拍子揃って、日本人離れしたグルーブ感を生み出すオルガニストが誕生しました。

 

 

2007年発売

(このジャケに「顔写真」は登場せず)

 

 

唯一の難点はジャケに自分の顔写真を出したがること(?)。

ジャケを見ただけで「この演奏をしているのは私です!」という紛れもない証左にはなるけど、パッケージを買う際には、正直言ってあまり惹かれない…

 

美貌であれば、ダイアナ・クラールやかつてのイリアーヌのように、顔写真を前面に出したジャケもアリでしょう。プロデューサーとしては商品(パッケージ:CD+外装)がたくさん売れればいいのだから。

 

敦賀さんが売りにするもの、それはもちろん音楽であるけど、もっとパッケージのイメージも大切にしたいと思う(願う)。折角内容が素晴らしいのに、ジャケがパッとしないので手に取って貰えないのであれば、それはとても残念なことだから。

今回のジャケはまだ良い方だけど、他の作品は…

 

こんなことを書くとルッキズムだとか、だから昭和の親父はダメなんだ!と言われそうな世の中です。

 

でも・・・

公平・公正・中立とかって、誰が決めるのか?

あるいはそんなものは存在するのか?

 

匿名をいいことに、むやみに人を攻撃したり傷つけたり、そういう輩は論外としても、多様な意見を許容できる、寛容な社会であって欲しいと個人的には思います。

 

 

 

 

(トリオをベースに、ヒューストン・パーソンがゲスト参加するという贅沢な造りになっています。ブルース色、グルーブ感満載の素敵なアルバムです。オルガン・ファンは是非チェックを!)