ランナーの皆さん、走ってますか~♪

 

 

数年前、ワンコと散歩中に膝が痛くて立ち止まる(立ちすくむ)ことがチョイチョイあった僕が、今こうしてフル・マラソンを目指して走り込みをしているというのは、あの頃を思い返すせばとても不思議な気がします。というか、「信じられない!」という気持ちの方が近いかもしれません。

 

ヒアルロン酸の注射を膝にしてもらったり、効果は無いだろうと分かっていても、藁にもすがる思いでグルコサミンに手を出していた時期もありました(当然、どちらも著効はなし。ヒアルロン酸は二度やりました。グルコサ・ロコモア・ロコモプロも効果を実感できず早期に中止)。体重を減らした方が膝の負担が減るとはいえ、さすがに紅麹は飲みませんでしたが…

 

メジャー・リーガーを担当するような名医が執刀するのであれば症状は改善するかもしれないけど、下手な医者にメスを入れられたらもっと症状が酷くなり、走るどころかまともに歩けなくなるかもしれない。

 

整形外科もダメ、サプリも効果なし。

 

はて?

どうする?

 

自己診断で下した結論は暴挙ともいえるものですが、「医者がダメなら、自分で治す(症状に付き合う)以外に方法はない」というものでした。

 

膝の軟骨がすり減って痛みが出ているのであれば、さらに動かしてみて症状の経過をみてみようではないか!痛みを乗り越えて動かしていれば、やがて関節がもっとすり減って滑らかに動くようになるかもしれない?

テニスの後には痛みが増すので、断腸の思いではあるけれども、長年続けてきたテニス・スクールを退会し、テニスの時間を減らそう。

ワンコとの散歩の時間を長くし、歩く距離を長くしよう。

嫁さんの真似事をして、走ってみよう。

 

 

そんな流れで、僕のマラソン人生はスタートしました。

 

 

 

マラソンにしても、登山にしても、何故そんなに苦しい思いをしながら山を登ったり、走らなければならないのか?

興味のない方からすれば「馬鹿じゃないの?」くらいの話なのですが、恥ずかしながら、僕も明確な答えを持ち合わせていません。

自分でもなんでこんなに苦しかったり、膝の痛みを抱えながら走らなければならないのか?と思う(我ながら呆れる)こともあります。

 

登山は場合によれば絶景に出会うことができますし、ピーク・ハントという満足感や達成感もあります。

でも、ジョギングでそんなに達成感を得ることは少ない。傷みが無くなることは無いし、急に速く走れるようになることもない。

それでも走るのは、走後に爽快感があるからでしょうか。

頭や身体がリフレッシュする感じが心地よいからです。

 

座骨神経痛や関節の痛みと付き合いながら生きる。

傷みが激痛に変化しないギリギリのところを攻めてトレーニングする。これって、エヴァンズではないけど、自己との対話だなと思いました。

自分の身体を把握しながら、身体のサインを受け取りながら、その状況に応じて身体に負荷をかける。故障しない、ギリギリの負荷を。

 

 

ジョギングの楽しみ、「自己との対話」というのも一つあるかもしれません

 

 

 

 

 

 

怪我を抱えているランナーも、身体に支障ないランナーも怪我をせず、それぞれの目標に向かって頑張りましょう!