バンクシー展 ~天才か反逆者か~

Banksy Genius or Vandal ?

an unauthorized exhibition of artworks

from private collections by artist known

as Banksy

 

 

結論:天才であり、反逆者

 

 

 

先週末、日帰りでバンクシー展を

観に行きました。

 

バンクシーといえば正体不明、個人であるか

グループなのか、その詳細は謎に包まれて

います。

 

僕が彼(または彼ら)に惹かれるのはその

作品が持つ刺激性。

日常のふとした瞬間に「異空間」ともいえるような

時間を挟み込んで僕らをアッと驚かせてみたり、

芸術・美術界に対する痛烈な皮肉、社会や

政治・経済に対する痛烈な風刺はあまりにも

刺激的で、クールです。

思わずニヤッと笑ってしまう諧謔性も

彼の特徴の一つでしょう。

 

現地にとうちゃこ。

皆さん、このパネルの前で熱心にスマホを

かざしています。

 

 

 

 

▲▼ どちらもドラマチックな一瞬

 

 

 

商業主義への痛烈な批判

 

プーチンもよく知っているであろう

有名なこの方の足元をよく見れば…

スウォッシュのマークが。

真っ赤というのも、如何にもな皮肉。

 

 

 

ぶら下がっているのは黒人ではなく…

 

 

 

昨今の世界状況を見るに、

言葉もありません…

 

 

この絵のタイトルは「Have A nice Day」

 

 

世界をよりよい場所にしたいと望んでいる

人間ほど危険なものはない

シンゾー(超小粒過ぎ?)、ヒトラー、プーチン

・・・この手の庶民にとって迷惑な人々は世界中、

そして歴史を振り返っても掃いて捨てるほど

います

 

 

戦争に正義や大義など存在しない

 

 

公権力による正義や暴力とは…

 

 

これは笑えるけども…

ニッパー、頼むからそんなことは止めてくれ!

 

 

 

 

「今のうちに笑っとけ。そのうち俺たちが…」

 

 

アホな人々が核戦争などを起こさなければ

いいのですが…と現実的に考える今日この頃。

世界を「自分だけに都合よく」したい権力者が

沢山いる世界に私たちは生きていますから。

 

それにしてもバンクシー、これほど反戦や

反権力をテーマに扱っていたとは意外でした。

横浜で観た兄は「そんなに戦争をテーマにした

作品は多くなかったように思うけど…」と話して

いました。

 

もしかすると今回のウクライナ戦争に際して

作品展示に変更を加えているのかもしれません。

もしそうなら、その辺の機動力の高さも

バンクシーらしいような気がします。

 

 

 

僕のように皮肉が好きでひねくれている方…

じゃなかった、アート好きの方は是非とも

お足をお運びください。

チケット多少高めの設定ですが、

観て損は無いハズです。

 

 

 

 

 

 

 

(バンクシーの正体を明かしたくてウズウズしている多数の方が存在しているようですが、謎は謎のままの方がミステリアスで興味深いと思うのは僕だけでしょうか?何でも簡単に「わかる」あるいは「わかったつもりになる」方が面白味もなく、危険な感覚のような気がします。僕だけかもしれないけど)