昨日のお話

 

正月早々、妻と娘たちが買い物に

出かけると言い出します。

女3、男1。

圧倒的不利、多勢に無勢。

 

女たちは嬉々として買い物に出かけました。

残された僕は一人ぼっちで心細く、寂しく、

ワンコは3匹もいますが人懐っこすぎて

到底番犬にはなり得ません。

 

一人置いて行かれて、

可哀想だな~

寂しいな~

心細いな~

 

ワンコも泥棒や悪い人が来た時には

役立ちそうもないし…

 

仕方がない。

大きな音で悪人を威嚇しよう。

 

そんな訳で

仕方なく

大きな音でオーディオを鳴らして

外敵を威嚇して過ごした一日でした。

やむに止まれず、大きな音を出したのです。

ええ、自ら望んだのではなく、仕方なく、です。

仕方なく。

 

 

 

Dexter Gordon Quartet Villisau 1978

The Montreux Jazz Rabel

Swiss Radio Days Jazz Series 45

 

 

デックス、80年代の輝かしい活躍は、70年代

から着々と下準備されていたのですね。

 

もう本当に、呆れるほどにストレート・アヘッドな

痛快なブローです。

ライブなので長尺な曲もありますが、

ダレることはありません。聴かせます。

デビュー当初からこの人はずっとスタイルを

変えずに生きてきたのではないか?と思える

ほどに自然体で力強いブローです。

 

昨年惜しまれつつも亡くなったバリー・ハリス氏を

初め、同じことを小さなリファインをし続けながら

継承し発展させていく。

 

愚直なまでに正直で、変わらない生き方。

コロナ禍が長引いていますが、僕も先人を

見習って愚直に一年生きていこうと思いました。

 

 

 

小細工一切なし。

ストレートな、愛すべき佳作です。