さて、リースホールドという言葉を、ご存知でしょうか?
これは、簡単に言うと借地上の不動産で、所有後も借地代が発生するという代物です。
故に、物件の価格はフリーホールド(土地ごと所有できる物件)と比較すると、非常に割安になっています。
物件が割安でも、借地代がかかるということで、リースホールドは売るのが難しいと思われていますし、私もそう思っていたのですが…最近どうも流れが変わって来ているようです。
ちなみに、白帆の街オークランドでビジネス中心地に位置する海沿いの土地は、ほぼリースホールド、つまり借地となっています。
つまり、ここに住みたければ借地に住むしかない、ということになってしまうわけです。
実は私も2週間少し前にリースホールドの物件をリストしまして、これは長期戦になるなと覚悟していたのですが、実際には最初のオープンホームをする前に、既にオファーが入ってしまいました。
オファーには10営業日のコンディション(条件)が付いてましたが、これも見事クリア。
という事で、マーケットに載せて12営業日後に契約締結となったのです。
さらに、もしこの契約が流れた場合には、ぜひ買いたいというバイヤーが複数待機という驚くべき状況。
リースホールドはフリーホールドと比べるとローンも下り難く、どなたにでも適した物件ではありません。
ですが、どうしてもオークランドのビジネス街でウォーターフロントに居を構えたいとなった場合は、リースホールドを購入するか賃貸するしか、道がないわけです。
実際、同じ規模でフリーホールドのアパートメントを買おうと思うと、その2倍、或いはそれ以上の価格となる場合もあります。
さらに、ヨットハーバーが目の前、駅やバスターミナル、フェリー乗り場にも徒歩で行け、カフェやレストラン、ショッピングも歩いて行けるくらい便利な場所に住めるとなれば、リースホールドに住むのも悪くはない、そう考える人達が増えつつあるという気がします。
例えば、フリーホールドなら140万ドル(1億1062万8千円・ANZ2016年11月2日現在のレート1ドル=79.02円で計算)の物件が、リースホールドで70万ドル(5531万4千円)で買えたとします。
借地代は定期的に(7年毎等)見直されるのが普通ですが、私が最近リストした物件の例では、現段階で年間1万432ドル(約73万449円)でした。
つまり、毎年借地代を払い続けるとしても、フリーホールドのアパートメントを購入する場合の支払い総額に追い付くには、相当の年月がかかるわけです。
借地代は見直しがありますので一概には言えませんが、それでも借りているのは土地だけですから、100%の賃貸よりはずっと割安です。
リースホールドはローンが組みにくいこともあり、居住者はハイクラスの方が多いのも特徴です。
オープンホームに来られたお客様を見ているだけでも、先進的な考え方のできる富裕層に人気がある事が伺えました。
投資や転売目的の方にはおすすめできませんが、トップロケーションに住むというステータスと利便性を追及する方には、リースホールド、案外良いのかもしれませんね。
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