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悠(はるか)と申します! 昨年4月、人生謳歌塾(以後JO)に入塾。

日常を整え、ワクワクする未来を作っていくために、CITTA手帳を愛用していますラブラブ

公務員の保育士として仕事をしながら5歳の長男と2歳の長女の子育てに奮闘中でしたが、この4月に退職。

そんな中、長男の出産後に習い始めた「お茶」が、自分の中でとても大切な存在になっていることに気づきました。

現在、茶道裏千家助講師の資格を取得、来年宗名をいただく予定。

詳しくはプロフィールをご覧くださいチューリップ黄

私がこうして人生を変えるきっかけになった、さえきあこさんの人生謳歌塾はこちら→

 

こんにちは!

 

茶道裏千家今日庵で助講師の免許を取得。

 

来年宗名をいただく予定の悠ですクローバー

 

 

 

 

濃茶と聞いて、どんなものか思い浮かびますか?

 

恥ずかしながら、

 

私はお茶を習い始めるまで

 

濃茶というものを知りませんでした。

 

 

 

茶筅を振って泡を点てる、軽い飲み口の薄茶に対して

 

濃茶は、お抹茶を振らずに「練る」お点前になります。

 

 

ふわふわで飲みやすい薄茶。

 

 

それと比べて、濃茶はとろとろで、その名の通り「濃い」口当たり。

泡立っていないのがわかるでしょうか。

 

 

薄茶よりも格が上になる点前で、

 

先日ご紹介した「お茶事」の中では

 

懐石料理をいただいた後に、

 

主菓子(練り切り等)とともにいただくものになります。

 

 

 

薄茶を比較してお話をしますと、

 

点て方の他にも様々な違いが。

 

 

私の教室では、使用する抹茶も異なり、

 

薄茶よりもいいお抹茶が使われます。

 

 

また、薄茶は、茶碗などのお道具に

 

「季節」の柄が使われることが多いのですが

 

 

格上の濃茶ではそのようなものを使用することはありません。

 

「楽茶碗」など、格式の高いお茶碗を使用します

 

 

また、薄茶で使われたお抹茶の入れ物は「薄器」と言われるものでしたが

 

濃茶では「茶入れ」と言われる、

 

これまた格式のあるものを使用します。

 

 

茶入れは、仕覆と呼ばれる茶入れ専用の袋に入れられています。

 

この紐の扱い方なども加わるので、

 

濃茶のお点前は薄茶よりもやや難しいものになります。

 

 

 

 

また、

 

薄茶は一人一椀ずつ点てるのに対して

 

濃茶は、一椀を順に回し飲みします。

(現在は、コロナの影響で回し飲みせず

一椀ずつ練っているお教室が多いと思います)

 

なので、客もいただいた後にお茶碗を紙茶巾で清め、

 

次の方が気持ちよくいただけるようにします。

 

 

また、細かい点ですが

 

濃茶の中では「問答」と呼ばれるものがあり

 

使われたお抹茶や、床に飾ってあるお花と花入れ、お菓子、水指など

 

どこのどんなお道具がつかわれているのか、などを客から亭主に

 

尋ねる場面があります。

 

 

 

 

その他、お点前の中で、薄茶と異なる点は細かくありますし、

 

格が高い分、丁寧で手数が多い濃茶ですが、

 

お道具を清め、お茶をお出しし、しまいつけるという

 

基本的な流れはそれほど変わりません。

 

お道具の設えも茶入れが変わること以外は

 

変わりません。

 

 

 

ちなみに。。私が初めて濃茶点前を習ったときに驚いたのは

 

銅鑼を鳴らすというところでしょうか(笑)

 

こちらは、茶事の流れを知れば、なぜ鳴らすのかがわかるのですが

 

亭主が客に「濃茶の席の用意が整ったこと」を知らせるために

 

鳴らすのです。

 

(鳴らす回数も、客の人数により変わりますひらめき電球

 

 

この辺は、お茶事の話の中で、

 

いつか詳しくお伝えできたらいいなぁと思います

(いつになるか…笑)

 

 

 

 

なかなか風景が思い浮かびにくいとは思いますが

 

この濃茶、、、

 

本当においしい濃茶を練ることができるようになるには

 

修練が必要で。。。

 

上手く練ることができないと苦い。。

 

私はまだまだお湯加減が難しく、お湯を入れすぎて

 

しゃばしゃばになってしまったりしますが

 

長く茶道をされている先輩の濃茶は本当においしい。

 

 

なかなか飲む機会がないとは思いますが

 

ぜひ一度飲んでいただきたいなぁと思うものですドキドキ

 

 

 

今日のまとめとして、薄茶と濃茶の違いを簡単にまとめると

 

お茶濃茶

・主菓子(練り切り等)をいただいた後に、お点前が始まる。

・薄茶よりも格の高いお点前。茶碗などの道具も格が高くなり

季節ものは使用しない。

・抹茶を入れるのに、仕覆に入った茶入れを使用する。

・点てるのではなく練る

・問答がある

・一椀を回し飲みする。

・手数が多い。

 

お茶薄茶

・干菓子と共にいただく。

・茶事の一番最後に行われる点前なので、飲みやすい

・季節の柄のお道具がつかわれることが多い。

・抹茶を入れるのに、薄器(棗など)を使用する。

・茶筅を振り、泡立てるように点てる

・一人一椀ずつ点てる。

・問答はなく、濃茶よりも省略されたお点前。

 

 

といったところでしょうか。

 

 

濃茶よりも、薄茶の方がカジュアルなイメージですね。

 

 

茶道の中での「お茶」をお出しする方法は

 

この二つ。

 

 

 

そして、お茶を入れる以外にも

 

お点前があるのがお茶。

 

 

 

実は、明日はお茶のお稽古の予定ですが

 

この夏にしかしない

 

変わったお点前をする予定です。

 

 

 

また明日、お話ししたいと思いますキラキラ

 

 

お読みいただきありがとうございましたキラキラ