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幸せを測るモノ

みなさんこんにちは。最近は各種作物の値上がり、燃料高騰等によって日常生活に必要不可欠な食料品、生活用品の値段が上がってきています。一概に温暖化の影響だけとは言い切ることはできませんが、複合的な中のその大きな一因になっていることは否定できません。いよいよ温暖化が私たちの生活をリアルに脅かすところまできている事を実感。久しぶりにblog更新することにします○●


いつか「メリケンパーク」というトピック http://ameblo.jp/harce/entry-10035997222.html   で”GDPと環境負荷は比例しているけれど、GDPと私たちの幸福は必ずしも比例しているとは限らないと思いませんか??というお話をしたことを覚えていますか??毎年毎年経済成長を遂げる私たちの国日本。なのにいつまでたっても悲しい事件はなくならないし、幸せな人が増え続けているとはどうしても実感できない。それはどうしてでしょうか??今日は私たちの真の成長指標。「幸せを測るモノ。」のお話●○


私たちは経済の発展や社会の進歩を測る指標としてよくGDP(国内総生産)を使います。GDPの高い伸び率が発表されると喜ばれ、GDP成長率が低いとなにかしら対策を打とうとします。しかし冒頭で言ったようにGDPが伸びれば伸びるほど喜ぶべきことなのでしょうか??私たちは幸せになっていると言い切れるのでしょうか??結論から言え本質は少し違ってきます。というのはGDPのPはプロダクトのPであって、モノでもサービスであってもマーケットを通過さえすれば、例えそれが私たちの幸福に役立つか立たないかどうかに関わらず、勘定されてしまうのです。そもそも私たちの幸せを製品=モノで測ろうということ自体がむちゃな話です。わかりやすい話をすれば、GDPには戦争の予算、テロの修復費、犯罪に伴う関連機関の運営費、事故、環境汚染の修復費、家庭の崩壊等の社会的なマイナス要因も含まれているということ。そしてこれらが増えれば増えるほどGDPも増える。ということになるのです。そういうことになるとGDPが増えたからといって私たちは喜ぶことができるでしょうか??増えたのが喜ぶべきGDPなのか、そうでないGDPなのかを区別する必要がありますね。逆に子育てや家事労働、例えばお母さんが子供に本を読んであげる。お父さんが公園で子供と遊ぶ。といったことやボランティア活動、山に木を植えたり、海を掃除したり。という活動のように”GDPには換算されないけれど幸せをつくり出しているといえるモノ”もたくさんあります。


では本当の進歩、幸福を測るにはどうすればいいのでしょうか??ご存知でしょうか??実はGPI(Genuine Progress Indicator→)という指標の取り組みが進められています。簡単に説明すると市場を通過するが社会にマイナスになる要因が対象外。市場を通過し社会にプラスになる要因、また市場を通過しないが社会にプラスになる要因が対象になります。加えて「所得増加の効果は豊かな人より貧しい人のほうが大きい」という経済理論と常識に基づき、貧しい人への所得分配が増えればGPIも増えるといった調整を行い数値化を試みているのです。グラフを見てください。1955年から2000年の日本のGDPとGPIを比較すると、GDPは8倍近く伸びていますが、GPIは60%に留まっていることがわかります。私たちが実際肌で感じる数値に近いと思いませんか??(笑)GDPはどんどん増えていくけど私たちの幸せは増えていない。


日本ではいまだにGDP!成長!といわれ続けていますが、私はいつかその指標がGPIに変わる日がくればいいなと思っています。テレビでGPIを発表しているのを見て、「今年のGPIは前年比5%増だってー」「たしかに去年より今年のほうが幸せだった気がする。」みたいな会話がされてて…。


いつかGPIがGDPを超える時、私たちの生活は、この世界はどんな風になっているでしょうか。考えるだけでもわくわくします。時には痛みや苦しみ、様々なトレードオフを味わいながらも常に世界はいい方向へ進んで行っている。私はそのように思えてなりません。


CRC*社会的責任消費****

CSRとかSRIとかいう言葉をメディアで聞くようになってからもう長い時間がたつ。企業は利益を追求するだけでなく社会貢献をするべきだ!環境に配慮した利益追求活動を行うべきだ!!(Coporate Social Risponcibility)とか!投資家は、社会貢献を一生懸命している企業、環境に配慮した会社運営をしている法人に積極的に、優先的に投資をしよう!!(Social Risponcible Investment) 簡単にいったらそういう感じの言葉。こういった事が叫ばれる社会背景によって、現在多くの企業が環境保全活動、環境を関連付けたプロモーション、マーケティングを行っています○●植林や発展途上国への技術援助etc.....。企業のそれらの活動はとてもすばらしい。最終的には利益追求、企業のイメージアップのためであってもいいのです。結局地球環境にとってプラスになっているのだから。考えたい事は、私たち消費者がこのような企業をどうすれば応援できるか。ということではないでしょうか??今日は賢い消費者になることで世界を救う事ができるというお話○●


私たちが物を購入する時なにを基準にえらんでいるだろう??品質、デザイン、利便性、実用性、ブランド、価格、流行......。いろいろ挙げられます。例えば冬支度であなたが毛布を買うとき、考えることは...あったかさ(実用性)、かわいい、かっこいいか?(デザイン)、なにから作られているか(品質)、予算に収まるか、できるだけ安く買いたい(価格)...。一般的にはこのような基準で様々な商品を天秤にかける。それはお昼ごはんを買う時も、家を買う時も、モノを買うときだけでなく神戸から東京までどの乗り物を使って行こうか考えるときも同じこと。ただこのような基準だけで選んでしまうと、商品、サービスを提供する企業側も安くて、いいものを作る努力をするだけ。安くていいものを企業同士が競い合って作るということはとてもいい事。いや厳密にはよかったが、今となってはそれだけではいけなくなった。その商品、サービスが環境にいいかということも選ぶ基準に含めなければいけないのだ。


私たちが商品を選ぶとき、環境にいいか??ということを考えるだけで世界を救うことができる○●環境にいい商品を人々が好んで優先的に買うようになれば、どんなに品質がよくて、安い商品でも環境負荷の高いものであれば売れなくなる。そしてその商品を販売する企業は存続できなくなる。そうすれば企業は売れる商品を作るために環境によい製造過程、商品を作る努力を惜しまなくなる。環境=経済。そうなればこの世界はもっと変わるのではないだろうか?


私たち消費者は、自分たちのお金を自由に好きなように使うことができる。だからこそもっと賢く、よく考えてお金を使わなくてはいけないのではないだろうか。私たちが商品を購入する事は、その商品を作る企業に投票していることと同じである。1円が1票だとしたら、私たちの毎日の消費生活は選挙と同じなのだ。割り箸を1パックでも買うことは、自らの手で、中国の森林を伐採していることに等しい。逆に、割り箸を買わずに繰り返し使える箸を購入することは、中国の森林伐採に反対しているという意思表示にもなるだろう。商品を購入する際、イメージしてみよう●○植林募金をすれば。。。クリーンエネルギーを購入すれば。。。私たち消費者の力はとても大きい○●



消費者が変われば企業も変わる。 企業が変われば社会が変わる。 社会が変われば世界が変わる。


グリーン購入という言葉が一昔前に流行った事があったが、CSR、SRIに続き、CSC(SocialRisponcible

Comsumption)社会的責任消費という言葉が多く叫ばれる日が来ることを願っている。

                   

 

世界を変えるお金の使い方/山本 良一

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エコシティー



最近忙しくて更新していませんでした。ランキングが相当下がっていますね笑。10位くらいだったのに…



かと言ってなんにもしてなかったわけではないですよ●○環境系NGOの活動、勉強会に参加したり。公演会にいってきたり。先日はエコロジストの松本さんのお話を聞いてきました。松本さんは脱サラ後世界100ヶ国回られて、そこでの経験、お話を日本だけにとどまらずアジア諸国でも公演をされています。私がいった講演会が999回目だったらしくてとても驚きました。


スライドで環境先進都市の様子を見せていただきました。ヨーロッパは昔から環境に対してとても意識の高い国が多いですが、やはり町作りに関しても日本よりかなり先にいっていますね●○例えばドイツのなんたらーっていう町(名前忘れました)は人口は神戸の三宮と同じくらいの規模なのに町の中心には車が走っていないのです。走っていないというよりかは、正確にいうと走れないのです。町の中心にはトラム(いわゆる路面電車)が走っていて、それは朝の5時から夜の2時まで、とても安い値段で運行しています。駅から駅までの間が比較的短く、自転車と一緒に乗れるので目的地まで不便なくいけるらしいです。


環境にいい町つくり○●車の走らない、緑のたくさんある、空気のきれいな。そのような都市を作ろう!というすばらしい市長が先導し、このようなすばらしい町ができたらしい。でもはじめのうちは車を町に入れないようにしたら、町に人が集まらないじゃないか!!と商店の人たちから反対されたらしいのですが今となっては以前よりたくさんの人が町に溢れ。エコな町ということで観光客も来るようになって、町自体が活性化し経済的にも裕福になったという。


環境と経済はかつて相反するものだと認知されていましたが、最近になって環境にいいことは経済にもいいって事が増えてきて、それって本当に素敵で嬉しいことだと思います。そうなったのも環境に対してとても関心の高い人が増えてきたからかな。これから人類が幸せに生きていくために欠かせないことですね。



便利で快適でそれでいて環境にも優しい。そんなものがあるんだと、とても感動しました。相反しない環境と経済。そんな世界を目指してもっともっと勉強してすばらしいアイディアやシステムを考えていきたいなーって思います○●





車の走らないエコな町、そんな町に住んでみたいと思いませんか???