「マリーゴールドは妊娠中でも大丈夫ですか」との質問があったので、お答えします。
マリーゴールドは婦人科系にはとても良いハーブですが、子宮を収縮させる作用もあるので、初期にはとらないほうが無難です。
妊娠中にとってはいけない、もしくはとらないほうがよいハーブはけっこうたくさんあります。
意外なところではジンジャー(生姜)も取らない方がよいです、冬だからとりたいハーブの筆頭にはあがりますけどね。
カフェインもよくないからコーヒー、紅茶、緑茶もダメとなると、じゃあ、何を飲んだらいいの?となりますよね。
そこで、妊娠中でも安心して飲めるハーブティーを調合してみました。
あまり需要はないと思われますが、周りに妊婦さんがいらしたらよろしくお願いします(笑
妊娠すると女性の身体は大きく変化します。
胎児の成長を最優先するので、たとえママがつわりで食事が取れなくてもちゃんと肝臓や骨や筋肉から分解した栄養分を胎児に送り込みます。
食事・消化というのはけっこう体力を消耗するものなので、食欲が落ちたり胃もたれがしたり、ということも普通にあるとおもいます。
自分の身体に起こることはすべて胎児を最優先させているため、と考えてムリせず身体の声を聴きながら自然体でゆったり過ごしてください。
昔は出産はまさに命懸けで、お産や「産後の肥立ち」が悪く命を落とす女性はたくさんいました。
それだけ身体に負担がかかるもの、だということです。
現在は栄養状態も良く、医療も発達しているので安心してくださいね。
マタニティブレンド
・ミントミックス(消化を助ける・鎮痛作用がある)
・マロウフラワー(粘膜を強化する)
・リンデン(粘膜強化・神経を鎮める)
・レモンバーベナ(神経を鎮める)
・ローズ(神経を鎮める)
・ローズヒップ(ビタミンC補給・便秘改善)
試飲してみました。
ほのかに甘味があって非常に飲みやすいです。
おかきと一緒に飲んでみましたが、
しょっぱさが緩和されてとても合いました(意外)
余談ですが妊娠中にとるとよい野菜として
セロリがあげられます。
リンパの流れを良くしてむくみを改善するので、
積極的にとってくださいね。
出産ひと月前くらいからは
一日一杯ラズベリーリーフのティーを飲むと
出産が楽になると昔からいわれています。
「妊婦のためのハーブ」といわれる所以ですね。
同時にホーステールも、飲むとよいとおもいます。
これはシリカという成分が多く含まれていて、
組織結合・肌の弾力・皮膚の再生に効果的といわれています。
マタニティブレンド、ではありますが、
クセもなくカラダに優しい、
なおかつ
飲んだあとカラダが熱くなったので、
血行改善にも役立つと思われます。
Myハーブ代表 滝原夏希