こういう理不尽系は好き
こういうのにはっきりした理由はいらんのかも
あってもいいけど(どっちやねん)
どきどきはらはらするのは好き
長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2

本「無邪気な神々の無慈悲なたわむれ」 
著者 七尾 与史


★★☆☆☆ (個人評価 ★多めならおすすめ)


辻村京子、正樹の夫婦には子供がいなかった。
そこで事故で両親を亡くした瑠偉を養子に迎えた。
家族になった一年の記念に家族旅行をすることに。
子供を神とあがめる土着信仰が根強い島を訪れる。
ところがその島では何かが起こっていた…。

 

 

帯に書かれた内容でほぼわかってしまうというね…。
この島の近くに隕石が落ちた直後の家族旅行。
この隕石が影響しているのかどうか、この島の子供たちの様子がおかしい。。
この島では子供を神と崇める信仰があったため、異常に子供の数が多い。
若い男女はこの島を出て行ってしまうため、残るのは大人とたくさんの子供たちとなる。

そんな島に家族旅行で訪れた辻村夫妻。
島に着いても旅館の人が迎えに来ない。
全く大人の姿を見ないのだ。
子供たちはやたら多く、あちこちで楽し気な声が聞こえる。
そして、様子を聞くため訪れた役所で凄惨な遺体を見つける夫妻。
そのあとナイフやバット、様々な武器を持った子供たちに追われることになる。

なんとか旅館へと戻った夫妻だったが、息子の姿がない。
島の子供たちに連れ去られたらしい。
息子を取り戻さないと!夫妻は子供たちに立ち向かう。

 

大人が子供を突然殺しまくる小説は読んだことあるな。
「地獄の世紀」だったっけな。。
子供が怪しい行動をする小説もあったな、海外のやつ。
あれは理由が宇宙人だった気がする。

今回、子供たちが大人を殺しまくるわけだけど、理由ははっきりしない。
隕石のせいか、近くの島にある怪しげな研究所のせいか。
確かに、夏の暑さと子供たちの不気味さ…なんかは伝わってきた。

はらはらするシーンもあったし、子供の残虐さとか、殺し方のグロさとかは良かった。
全体的にホラーちっくで良かったのは良かったんだけど…。

ラストは想像した通りになった。
ていうか、これは想像つくんちゃうかな。
これ以外ないやろ…というラスト。
 

今後、どうなっていくのか…は気にはなるけど、ラストがあまりにもそのまんまだったので残念。
あと、出てくる大人も自分勝手だし、全然感情移入できんかったな。
ちょっと、ん~なところもあって納得いかん部分も多々。
例えば、子供たちは無邪気な好奇心の元に遺体をもてあそんでるっぽい。
なのに、一人だけ毒で殺される女性がいる。
毒??そんな殺し方を子供がするかな??
殺しを楽しんでいるなら、よってたかって殺すやろ。。
あと、子供たちは笑い声は出すけどほぼしゃべらない。
それも違和感。おしゃべりなんちゃうかなぁ、子供って。
まぁ違和感つっても、大人を殺しまわってる子供なんだから普通と違っててもいいのかもしれん。
あとは、意味深に名前が出てくる生き神さまと呼ばれている少年。
登場してすぐ…。この子なんやったんや!!!!
めっちゃ意味深な感じやったのに!!
もうひとつは(多いな)、五年前に起こった通り魔殺人、いきなりおかしくなった男性が五人を殺害し自殺したらしい。これもつながりがわからない。
てことは今回墜落した隕石はなんの関係もないのかな…。
それを言いたくてその事件がある???
というように、私の理解力不足なんかもしれんけど、理解できない部分があったな。


まぁ読む前に帯で内容がすべてバレてるんだけど、でもそれをどう収拾つけるのか期待して読みました。
結構はらはらしたし夏の夜読むにはぴったりかも。

 

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