お医者さまだって人間なんだよね。
それを忘れてしまう。
医者は何でも知ってて人格者だと思ってしまう。
逆らってはいけない…みたいな。
良いお医者さまに出会えるかどうか…は運なのかな
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本「全身麻酔」 著者 霧村 悠康

 

★★★☆☆ (個人評価 ★多めならおすすめ)

 

国立O大医学部付属病院にて行われた全身麻酔手術。
患者の取り違え、教授の不手際、麻酔の不備、病理臓器のすり替え…すさまじい医療過誤と見えぬ悪意の渦巻く中とうとう死者が。
全身麻酔での手術中意識を取り戻した患者が聞いた恐るべきその一部始終とは。

 

 

手術中に意識があるのは…怖いね。
下半身麻酔でお腹開かれてる最中もずっと意識がある状態を二回ほど経験してるけどお医者さんの一言一言にええ~って思うし、痛みはなくても身体の中を触られてる感触ってほんと気持ち悪いもんです。
なんかぐいぐいひっぱられる感じとかあるし。
私のときは「ああ、このへん癒着してるね」「うん、でもどうせまた癒着するしね」「そのままにしとこうか」などの会話が聞こえてきたっけ。
私の意識がある事はわかってるから余計な事は言わないようにしてたんだろうけど。
「ここにあるほくろ、ついでに取って検査しとくね。良性だと思うけど念のため」も言われたなぁ。
まぁ私の話なんぞは誰も聞きたくないだろうがこの小説を読んで書きたくなった。
病気自慢って奴ですわ。
 

んで肝心の小説やけども、ちょっとご都合主義が多かったけど大学病院の教授と言えどもこんなもんかもなぁ、と思わされたわ。
なんか病院行くの怖いわ。
医者といえども神じゃない。
けど手術台に乗せられた患者はまな板の上の鯉なのだな。
 

医学用語もばんばん出てくるけど難解じゃなくすらすら読めます。
ちょっと誰に感情移入したらいいのかわからん感じが主題を曖昧にしている気がした。
でも続きが気になって一気に読めるのでまぁいいんじゃないかと(なにさまや!)

 

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