ナチスの恐怖政治のことは知ってるけど
やっぱり上っ面しか知ってないんだと思う。
ヒトラーの映画は数々観たけど。
でもさ~。なんか日本だって政治家が独裁したがってるやん。
殺人まではしないと信じてるけど。。。
憲法改正進めてるとこみると…。
長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2長音記号2

「ワルキューレ」 2008年アメリカ、ドイツ映画

 

★★★☆☆(個人評価 ★多めならおすすめ)

 

監督 ブライアン・シンガー
出演者 トム・クルーズ ケネス・ブラナー  ビル・ナイ  トム・ウィルキンソン

 

第二次世界大戦中、ヒトラーに洗脳されたドイツ軍の中で反乱をたくらむものたちがいた。
ヒトラーの非道なやり方に反発した将校たちはヒトラー暗殺計画を練る。
戦闘で左目と右手を失ったシュタウフェンベルク大佐が主となりヒトラー暗殺計画が実行される。

 

 

 

実際の歴史上、ヒトラーは暗殺されていないので、この計画が失敗に終わることは最初からわかっている。

そこをどのように魅せていくのか、がこの映画のキモかも。

 

なんだか観ている間中、緊迫感が迫り、なかなかドキドキはらはらできた。
なんだったら成功してくれ!!!!と祈ってしまいながら。
だめなのはわかっているのに…。

でもこんな大規模な暗殺計画があったとは全然知らなかった。
しかもヒトラー側近の将校たちの中で、反逆を試みた人たちがいたなんて。
全員洗脳されてたのだろうと思ってたわ。
そのことだけでもこの映画を観て良かったかも。

ドイツにしたら恥ずべき歴史となってしまっただろうけど、軍の中にもちゃんと人間の心を持った人たちも大勢 いたのだと描きたかっただろうな。

 

ワルキューレ
 

残念なことに、暗殺計画が失敗した9か月後にヒトラーが自害したらしい。

ヒトラー暗殺って何十回も行われようとしたらしいね。
それが成功していたらユダヤの人も少しは救われたかもしれないのに。
頭がおかしい小男一人をなぜあんなに恐れていたのか。

ヒトラーに反逆することはもし失敗したら、自分の命のみならず家族全員殺されてしまう。
その怖さを背負いながらの反逆はどれほどのものだっただろうね。
将軍だったり、結構な上の位の人が賛同していたのは驚いた。

 

まぁ暗殺は失敗するのだけれど、なんで失敗したのか…をもう少し詳細に描いて欲しかったかも。
ヒトラー出席の会議で爆弾を破裂させるんだけど、一瞬成功か!!と思わせておいて、実はヒトラーは生きていたと。
どこがだめだったのか、もきちんと見せて欲しかったわ。

反逆者のトム・クルーズたちはヒトラーが死んだと思い、ベルリン制圧に向けて軍を動かす。
途中まで成功したのに、ヒトラーが軽傷だとわかり、頓挫してしまう。
ヒトラー側近を逮捕に向かった将校が、その場でヒトラーその人の電話を受け姿勢を正す。
そして側近をそのままにし、反逆者であるトムたちを逮捕に向かう。
このシーンが、ヒトラーの恐怖政治を物語ってる。
ただその人の声を聴いただけですぐさま命令に従う。
疑うことも、反抗することもしないで。
ヒトラーの怖さだよね。

 

結末はやはりあっさりしている。
なんせ暗殺は失敗なのだから。
これは動かせない事実であって、実際に反逆したものは銃殺されている。

史実に従って描いているから結末を変えようもないんだけど、ついつい成功して!!と願って観てしまってたな。
まるでスパイ映画、ミッションインポッシブルを観てるようなどきどき感。
誰が味方になり、誰が敵になるのか…その駆け引きや、実行者たちの苦悩。
そして潰えた計画。
胸が痛くなる映画だけど、ドイツ軍に対する嫌悪感は薄れる気がする。
ヒトラーを崇拝する人ばかりじゃなかったということ。
ちゃんと反抗しようとしていた人が軍内部にいたこと。
なんとなくそれは救いになる気がする。

けどこういうドキドキする映画はもーー心臓が持たないわ。。。
ミッションインポッシブルもそうなんだけども。
観ていてどきどきしすぎて、わーーーーって言いたくなる(なんでや!)

 

トム・クルーズは相変わらずカッコいい、失敗したってかっこいい。
なんで彼はあんなに制服が似合うのか。
軍服めっちゃ似合うよね。
トップガンの時のパイロット姿もかっこよかったし。

 自分が権力を握りたいだけの政治家や将軍もいたけど、それでもあのヒトラーに反抗しようとする勇気はすごいと思う。
ワルキューレ作戦を知れただけでも価値があったわ。
どきどき感も味わえたしそこそこの映画でした。

 

ダウンイベントごとの商品紹介してます。見に来てねダウン