漫画「僕になった私」著者 嶋木あこ
★★★☆☆（個人評価 ★多めならおすすめ）
双子の兄が名門男子校に入学が決まった途端家出してしまった！
入寮しないと入学が取り消されてしまう…。
学歴を重視し兄を可愛がる母親のせいで妹の桃子が男装し、兄の代わりに学園に入学することになってしまう。
いやもうしょっぱなからどっかで読んだようなお話やと…。
「花ざかりの君たちへ」やね。
花君（はなきみ）の場合は、憧れの人のために自分から男子のふりして学園に入り込んだ女の子の話やったけどね。
今回、無理やりな感じがどうやっても否めない。
同室になる男の子は最初の印象は最悪（よくあるパターン）、しかし思いがけず優しくてすぐ好きになってしまう、と。
もうね、いきなり好きになってますよ、何ページ目かな、わりに早く。
んで、キスをせまったり、好きだと言ってくれとせまったり。
おーーーーーい。可愛いからいけるけど、それほんま無茶やな～みたいな。
ちょっと最初１巻あたりいらっとする。
んで、相手の男子もすぐ主人公を好きになるねんな～これが。
なんで？
お風呂で裸見たから？？？
女子だとばれないように早朝にお風呂入ってた主人公。
しかし同室のイケメン男子が、空いてるなら俺も…となって、裸の主人公を見てしまうわけ。
ここで女子だとばれるわけですが、彼は、俺が守ってやる…みたいになるんですよ、これが。
お風呂で裸見たから？？？
どうも恋愛に突入するのが早すぎて置いてかれてる気持ちが…。
ただね、絵が好みなんよね。
男子がめちゃくちゃ好き！！！！
歌舞伎の世界を描いた「ぴんとこな」の作者さんで、ああいう絵がほんま好きやねん！
だから、このお話も、花君そっくりやけど許せるっちゅーかね。
あっちの本家よりかは、もっとHな大人の話になってるっちゅーかね。
途中から寮長（これもイケメン）が出てきて、主人公を好きになったりと、都合が良い展開。
しかし、これ主人公の女の子があまりに勝手すぎていらっとする。
大好きな彼氏と２４時間一緒に居たいからと言って、学園を辞めたくないといいはる。
そのわりに、彼氏に女の子だとしっかり認識してもらいたくて、寮の中で女の子の恰好したり、同級生と女としてデートしたりする。
軽率な行動が多すぎ！！！！
それでバレそうになると、「いやだ、一緒に居たい！」とだだをこねて泣く。
優しい彼氏も「俺もお前と一緒にいたい」と。
あほか！！！
それならもっと注意深く振舞えよ！！！
と、主人公にいらいらしながらも、彼氏があまりにイケメンなのでうっとりしながら読んでしまうわけ。
主人公の可愛さとか彼氏のかっこよさも花君と似てるねんけど、こちらの絵の方が好み。
ストーリー的にはあっちの方が良かったかもしれんけど。
なんていうか好きな女子と一緒の部屋でどきどきするとか、そういうピュアな気持ちとかも花君のほうがより出てた。
こっちはイケメン彼氏が淡々としすぎてて、もうひとつどきどき感、胸キュン感が少なかったな。
主人公が巨乳なのも生々しい。
その巨乳を隠すためとはいえ、手でがばっと揉んでしまうとこも生々しい。
大人向け…じゃないな…１８歳向け花君と言えるかな。
本家の花君は中学生くらい向け。
なんか文句ばっかり書いてる感じやけど、主人公は可愛いし、彼氏はかっこいいし、本家がなければこれはこれで成功してたと思うわ。
でもどうしても二番煎じという感覚が否めなかった…。
花ざかりの君たちへとの違いを知りたい方はぜひ読んでくださいな。
にほんブログ村 ←こういう話は大好きなんよ！でもそろそろ読んできゅんきゅんする歳ではないからな…とさみしい私にポチって頂けるとめっちゃ嬉しいです。
イベントごとの商品紹介してます。見に来てね／
