私は原作を先に読みたいほうですが、
今回は逆になった。
それはそれで面白いね。
原作読んでも時間経つと基本忘れちゃうので
映画も楽しめます。
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「寄生獣」 著者 岩明均

 

★★★★★(個人評価 ★多めならおすすめ)

 

地球上の誰かが考えた「人類がもし今の半分に減ったら…いくつの森が焼かれずに済むのだろうか」
そしてソレはやってきた、どこからともなく。。。。
高校生の新一はある夜、蛇のような生き物が腕に侵入してしまう。
それは新一の右手に宿り、知性を持ち、話をする。
それと同時期。あちこちでひき肉殺人事件が頻発する。
すべて新生物の仕業だった。
右手に宿る生物にミギーと名付け、徐々に新一はその存在に慣れていくのだが…。

 

 

 

映画化されたので読んで見た。
グログロ…。まぁ嫌いじゃないけど(え?)
新生物は人間の身体に侵入したあと、脳を食いつくし別の化け物に変えてしまう。
そして人間を捕食するようになるのだ。
これがグロイんだけど、主人公新一の右手に宿った奴は可愛い、なんか。
これはたまたま新一の脳に到達する前に成長してしまい、新一の脳を支配することができなかったから。
そのおかげで新一は半分寄生された変わった生物になってしまう。

 

寄生獣漫画

 

中途半端な新一に気が付くと、他の新生物たちは殺そうとやってくる。
これがどきどきはらはらさせる。
しかも新一は悩むし凹むし必死に考えるし完全無欠どころかどちらかというと優柔不断なヨワヨワ男子。
でも母親を殺されてからは徐々に強くたくましく変わっていく。

 

新生物が現れたわけは…。おそらく人類を少し減らそうとした地球の意思…なのかな。
確かに人類がもう少し減れば自然も残るだろうし、資源だって節約できる。
あまり増えすぎると天敵が現れ弱肉強食のピラミッドが出来上がり、数を上手く調節するようになっている。
自然界ではね。
でも人類の天敵は今のところ同じ人類しかいない。
ここら辺で天敵が現れてもおかしくはないよなぁと思う。

地球をさも自分たちだけの物のように、領地化し区分し支配し、分け合おうとはしない。
地球からしたら、いやいやいやいやお前らだけのもんちゃうし!と文句が言いたいはず。

 

ただただ寄生された人間が人間を喰うようになり…というグロ漫画っていうわけじゃなく(グロいけど)、人類に警鐘を鳴らしている漫画。
 

寄生獣というのは寄生された【人間】を指していて、決して寄生する新生物を指している言葉じゃない。
人間をバンバン殺すし、感情がないように見えるし、顔が怖いし、悪の化身のように思うけど、その中にもちょっと変わり種がいたりもする。
人間との間に子供を作り産み育てその命を守る奴もいる。

ミギーのように脳に到達できなかった新生物は自分が寄生する人間を守るようになる。
それは寄生相手が死んだり弱ったりすると自分の生死にかかわるから…なんだけど、それだけじゃない感じもある。

 

ラストは別に解決するわけじゃない。
でも共存も可能かも…。いや、共存するべきじゃないかという感じ。
敵だと認識したあとで、すべて駆逐する方向に向かうか、共存の道を考えるか…。

難しい問題だけど人類はもう少し謙虚さを持つべきなのかもしれないと思わされた。

新装版で全10巻なんだけど、自分だったら…と考えたり、人類は一回滅んだ方がいいかもしれんと思ったり、新一のガールフレンドにいらついたり、案外ミギーがいたら便利かもしれんと思ったり、読んでる間中思考が忙しい忙しい。

 

大人にも読みごたえがある漫画だし、1990年に連載された漫画なのに、読んでるうちに古さを感じなくなるので超おすすめです!!
まぁ人類っちゅーか、政治家は一回滅んで、再度すべて新しい人にすべきやと思うけどね!

 

映画の寄生獣の感想はこちら↓

映画「寄生獣」★★★★☆漫画寄生獣の実写化。人間を喰らう寄生生物との戦いを描く。 | 本と映画と好きなこと…youのブログ (ameblo.jp)

 

 

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