「ヘイトフルエイト」2015年アメリカ168分/R18+

 

★★★☆☆(個人評価 ★多めならおすすめ)

 

監督 クエンティン・タランティーノ

出演者 サミュエル・L・ジャクソン(マーキス・ウォーレン)

カート・ラッセル(ジョン・ルース) ジェニファー・ジェイソン・リー(デイジー・ドメルグ)

 

訳アリの8人が大雪に閉ざされた山小屋で過ごすことに。

賞金稼ぎのマーキス。そして今まさに犯罪者を護送中のジョンも賞金稼ぎの一人だ。

南北戦争終了直後のアメリカ。

黒人であるマーキスと元南部兵士が同じ小屋で無事に過ごすことができるのか。

そして殺人事件は起こった。全員が怪しい状況で誰が犯人なのか。

 

 

 

どんでん返し系の映画です。

まぁ言うほどどんでん返しでもないけど。

ちょっとだけ(どっちやねん)。

 

吹雪で外に出られない密室でのお話。
西部劇で密室って珍しいのでは?

ヘイトフルエイト

少し注意ですが、これR18+でタランティーノ監督作品なので察してほしいのですが、血まみれです。

なんでR18なのかは殺し方が残酷なのと、サミュエル・L・ジャクソンの告白のせいかな。

もうラストは血まみれですよ。。。

頭を吹き飛ばしたり結構グロい。

まぁタランティーノ監督なんでね、その辺はお察し、ですが。

 

結構長い映画なんだけどそうは感じなかったな。

みんな怪しいし、みんな癖があるし、南北戦争引きずってるし、どうなるんだろという前のめりな鑑賞になったからやね。

 

あと、基本山小屋の中で起こる、密室劇。

飽きさせないようにちゃんとなってる。

 

賞金稼ぎであるジョン(カート・ラッセル)は吹雪の山を貸し馬車で犯罪者を護送していた。

そこに寒さの中、愛馬が死んでしまった同じく賞金稼ぎのマーキス(サミュエル)と出くわし、馬車に乗せることになる。

 

同じ賞金稼ぎでもマーキスは犯罪者を殺して賞金をもらう、ジョンは生きたまま犯罪者を護送し首吊りさせる主義。

殺して運んだほうが早いと思うけどね。ジョンの拘りが強い。

 

途中、もう一人男を拾うことになる。

元南部軍で今は保安官として赴任する街へと向かう道中のクリスだ。

ジョン、マーキス、クリス、そして犯罪者である女と御者は、猛吹雪のため途中の山小屋で避難することになる。

そこにはすでに先客たちがいた。

 

クリスの赴任先の死刑執行人だという男、クリスマスを母のもとで過ごすという男、そして山小屋の管理を任されたというメキシコ人。

そして元南部の将軍である老人。

あれ、9人いるやん。。。。御者は人数に入ってないのか。。。

 

マーキスはこの山小屋の主人を知っており、彼らが居ないことに疑問を抱く。

 

吹雪の中外に出られない状況で、コーヒーに毒が入れられ御者とジョンが死ぬ。

一体だれが毒を入れたのか。

 

ジョンは死ぬ前に、この中に犯罪者の女とつながっている奴がいる、と話していた。

この女を助け出すために何か仕掛けてくるはずだと。

そこでジョンとマーキスはほかの男たちから銃を取り上げることにする。

まぁ結局ジョンは毒で死んだけども。

 

この毒殺のシーンもまた恐ろしいほどの血、血、血。

いやここまで吐かないやろ…というほどの血。

そして徐々に明かされていく真実。

というほどのものでもないけど。

 

どんでん返し、がウリの映画だということで鑑賞したけど、まぁそこまで意外ってほどでもないかな。

まぁ考えられるオチ。ああ、まぁそうだよね、みたいな。

といいつつ、こいつが怪しい!!とかいろいろ考えてしもたけどね。

 

ちょっと?痛々しいシーンがあるし、血が結構出るし、みんなそこそこひどい奴やし、毒で殺されちゃった御者ともう二人ほどが良い人(あくまでこの映画の尺度で)なだけで、あまり見終わったあとにスッキリ!にはならない。

それにラストも、え??終わり??って感じだったのがちょっと。

 

結局はマーキスの言うとおりになるんかな?

なんかそれもどうなん、というラスト。

もっとさ、おおおおお~!!となるラストが欲しかった(何様)。

 

西部劇で密室劇って珍しいし、演技派な俳優さんたちのおかげで面白くはあったよ。

観て損ではない(何様)

 

ただし、結局血が出るし、痛々しいシーンもあるし(特にマーキス)、あまり救いのない感じなのでそれが平気な方ならぜひ!!!!

ヘイトフルエイト2

 

 

 

 

 


映画評論・レビューランキング ←夏に観たけど冬に観るほうが寒さを感じられていいかもな人はポチお願いします。