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「ザ・インタープリター」 2005年アメリカ映画
★★★★☆(個人評価 ★多めならおすすめ)
監督 シドニー・ポラック
出演者 ショーン・ペン ニコール・キッドマン キャサリン・キーナー
インタープリターとは通訳のこと。
アフリカのある国の大統領が演説のため国連に来るのだが、独裁制をしいているその大統領には大量虐殺の黒いうわさがあった。
国連で通訳をしているシルヴィアはある日、国連内部でその大統領の暗殺が企てられようとしていると知る。
しかし彼女の狂言ではないかと疑われ、身辺を探られることに。
すると彼女はその大統領に家族を殺された過去を持っていた。
シルヴィアは嘘をついていると確信するシークレット・サービスのケラー。
そんな時シルヴィアが仮面をつけた男に襲われる事件が。
果たして彼女は真実を告げているのか?!
ショーン・ペンがめっちゃ味のある中年男、シークレット・サービスを演じていてイイ!!
この人は色々な役柄を演じられる人やねぇ。
ニコール・キッドマンはめちゃくちゃ綺麗。
スタイルもいいし。
ニコール・キッドマンは国連で通訳の仕事をしている。
ある夜、誰もいなくなった会議場で、男がささやいている声を聴く。
それはアフリカの国の大統領を暗殺するという言葉だった。
しかしまさか国連内部で暗殺できるわけがないと、彼女の狂言かと疑われることになってしまう。
そして彼女の過去が探られると、彼女の故郷はそのアフリカの国で、彼女の家族はみんな殺されていることが判明。
なんていうか、疑われてるんだからすべて正直に話せばいいものを、うだうだ隠すから疑われるねん。
と、シルヴィアにいらっとする。
彼女の動向を探るため彼女に監視がつくのだが、その隙をついて、仮面の男が彼女の家に侵入する。
そこで24時間監視をされることになるシルヴィア。
彼女を守るためと、監視と二重の理由で。
映画の中盤まで彼女の過去とか、そういうのが伏せられているため、彼女に何かある!と考えているケラーと共に、なんか怪しい…と思うことに。
そこらへん結構上手い感じ。
はらはらするし。
最初はみんな平和主義者で理想を掲げて国のため決起し、その国を治める。
けれどだんだん権力に酔いしれ、独裁者となってしまう。
みんなそうだよ、という言葉は本当なのかもしれないね。
だから、政権交代が頻繁に行われ、その都度、血が大量に流される。
平和を願うのはみな同じなのにねぇ。
権力を手に入れてしまうと人は変わってしまう。
アフリカの独裁者である大統領暗殺の陰謀を解くために、シークレット・サービス、FBI、CIAなどが入り乱れて捜査するんだけど、なかなか黒幕が判明しない。
どきどきはらはらスリルがあって、飽きずに楽しめます。
一体どうやって警備の厳重な国連で暗殺するのか?…はあまり重要ではなく、誰が暗殺しようと考えているのか…が大事…かな。
暗殺しようとする理由も意表をついている感じ。
しかし、主人公のシルヴィアは過酷な運命を生きてるねぇ。
救われないと可哀相すぎるわ。
めっちゃ美人やのに(美人は関係ない)。
まぁそうやろな…というラストではあるけど、結構そこに至るまでが面白かったな。
え?それで終わりか…とも思うけど、あれはあれでしょうがない結末って気がした。
ショーン・ペンの魅力が満載でもあったな。
それぞれキャラの持つ過去とかが痛くて傷ついた者同士が慰め合う…というスタンスはあまり好きじゃないけど、安易な恋愛に発展しなかったのは良かった。
結構どきどきするし、一体どうなるの??と目が離せない展開であることは間違いなし!
陰謀系が好きな方ならぜひ!
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