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「カゲロウデイズⅤ」 著者 じん（自然の敵P)
★★★☆☆（個人評価 ★多めならおすすめ）
幼い頃から厳しい環境で生きてきた、キド、セト、カノ。
彼らは孤児院で出会う。
それぞれが能力を持ち、それがゆえに他人から怖がられる存在に。
ところがある日三人一緒に引き取ってくれる家族が現れる。
ようやく幸せを手に入れたかに見えた三人だったが、運命はさらに過酷だった…。
今回はカノ（人の目を欺く能力）のお話。
小学校の頃、母親と二人暮らしだったカノは家事をこなし、それでも母に殴られる日々。
これだけでもう悲惨やな～と思うけど、カノ自体は母親が大好きなため苦痛ではなかった。
これよな、一番なんか胸が痛いのは。
いくら虐待されようとも母親を好きな子供。。。
なのにその愛情を虐待で返す親。
児童虐待する親はみんな逮捕しちゃえばいいわ。
ある日強盗に入られてカノをかばって母親が刺殺される。
子供への愛情がなかったわけではないんやね。。
なんか…もう…辛すぎるな。
その出来事でカノには超常能力が生まれ、他人の目を欺き思い浮かべた姿になることができるように。
そのことで引き取られた親戚から追い出され施設に入れられてしまう。
その施設で他の能力者である、キドとセトに出会う。
キドは人に認知されない能力（目に見えなくなる）、セトは心を読む能力を持っていた。
３人は他の子供たちから疎まれ３人だけで仲良く心慰めるようになる。
そんな時、３人一緒に引き取ろうという家族が出てくる。
その家は優しい父親、母親、姉がいて、３人は束の間の幸せな暮らしを甘受することができた。
なんていうか、内容は悲惨なのに、書き方が軽いためにあまり暗い雰囲気にならない。
カノという今巻の主人公も（今までも）あまり深く考えずに明るく考えるタイプであるため、どよーんとした空気にはならないのが救い。
しかしティーンズの好みというのは、完全なる少女漫画の世界か、もしくは病んだ世界に生きる不幸な少年少女の２択しかないのか…。
この巻では今までわからなかった謎が少し解明…かな。
まだまだよくわからんけど。
登場人物の過去とか出会いとかがわかったくらい。
まだ能力の謎とかはわからないまま。
これアニメになってるらしいから、そっち観たほうが早いのかもな。
続きが気になる…。
まんまと私もハマってる…。
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