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「カゲロウデイズⅣ」 著者 じん(自然の敵P)

 

★★☆☆☆(個人評価 ★多めならおすすめ)

 

はるか昔、世界が生まれるところを観察している”モノ”がいた。
それは突然人間と同じ形を成し、少女へと変態を遂げた。
そして数々の能力のせいで人間たちから利用され騙されていく。
そんなとき知り合った一人の男。
誰からも見られない、そんな場所に男は家を建ててくれた…。

 

 

メカクシ団の団員たちが身に着けている”眼”に関する能力。
それらはすべて一人の生物から生まれたものだった。

この小説の読みにくい点は、独白がところどころに差し込まれるのだけれど、一体それが何を意味しているのか、なかなかわかりにくいところ。
独白を行っている人物が判明しているときもあれば、わからない時もあって、これが非常にわかりにくい。

独白を挟まなければいいのではないかと思うのだが。
なんとなくおしゃれな感じで挟んでるのかな。。

 

たった一人(?)の生物(神のような感じ)にあった能力が、どうして時を経て様々な人々が得ることになったのか…がわからない。
とりあえずは、マリー(メデューサのように人間を固める能力保持者)の祖母がその生物で、人間と子を成し、その子孫がマリーのような感じ。
マリー自身も謎が多く、数百年生きているとか、その間食べ物を食べなくても大丈夫だったとか、人間離れした感じ。
見た目は可愛らしい少女(白髪だけど)。

 

カゲロウデイズⅣ

 

能力者たちはどうやら大事な人を失くし、それと引き換えに能力を手に入れていると前巻で言ってたような。
そして大事な人たちは、今の世界とは違った世界(カゲロウデイズとキドが勝手に名付けた世界)にいるらしい。
そこに行けば能力の事や、大事な人を取り戻せるのではないかと推察したシンタローらメカクシ団はマリーの生家に行き、ヒントを探す。
そこで、マリーの祖母らしき人の日記を見つけ、まるで神のような存在であるその祖母に眼に関するすべての能力があったことを知る。

 

どうもますます混沌としてきた感じだな。
よくこれで中学生が納得し面白く感じて大人気になるなぁ。
難しくないか??
それとも私が若い感性を失ったために理解できなくなってるのか…。

 

あと、登場人物にコノハという男性がいるけど、これも不思議な存在。
人間離れした身体能力に、どうやら死なない体質みたいな…。
これもはっきりと明言されてなくて、よくわからない存在。
人間(能力者)、エネとコノハ(電子世界での存在、コノハは実在しているが)、マリー(不老不死の存在)というよくわからない種類の生物がいることになるな。

しかし4巻まできてるのに、まだ謎が解明されていないのはもやもやするわ。。。
事件が起こるというよりかは、毎回新しいキャラが出てきて、それぞれの能力や世界があって、混乱するわ。
能力者それぞれが自分の能力を活かして活躍するお話かと思ってたけど、全然違うね。
そもそもその能力がどこからきて、どうやって能力者になって、失踪者となった大事な人たちはどこにいるのか、電子の世界に存在するエネは何者か、人間じゃないものがいるんちゃうのか、と、いう謎解き要素だけでここまできてるからね。

でもまだメカクシ団の中でまったく説明のない団員たちもいるし、それが5巻で説明されたとしたら、まだまだ謎は解明されないってことやん。
うーん。これは長期戦で続くのだろうか…。

 

と、まぁ読んでない方には意味不明でしょうが、ティーンズには受ける小説ということで、気持ちが10代の方は読んでみてください。
それ以外にはあまりおすすめではない。
でもボーカロイドが好きでよく聴いてる方なら、こういった雰囲気は好きかもしれないのでおすすめです(どっちやねん)。

 


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