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「面白南極料理人」 著者 西村 淳
★★★★☆ (個人評価 ★多めならおすすめ)第38次越冬隊として南極にて生活した作者のノンフィクション。
海上保安官である著者は調理人として参加。
昭和基地から1000Km離れたドーム基地にて一年を過ごすことになる。
そこは平均気温-57℃、標高3800m酸素が少なくウイルスさえも生存できない過酷な状況の中、二回目の南極生活を楽しむべく楽しくそして苦しい暮らしを日々つづる。面白かった!想像すらできない極寒の地の生活。
まぁトイレが水洗じゃない時点で私にはむり。
大体気温がマイナスっつーのがもうむり。
しかし南極ではよほど乏しい食料事情なんだろうと思ってたけど、その点は違っててびっくり。
6kgで20万円もする米沢牛を食べてたり、蟹づくしだったりフォアグラだったり…。
まぁ食事しか楽しみがない状況なんだろうしそれがなきゃ誰も行かないかもね。
書かれたメニュー見てるとほんと食べたくなる。
でも食べるために南極に行かないとあかんならいらんけど。
全然知らない生活をかいま見る事ができて楽しかった。
一生行くことはないだろう不毛な土地の出来事を快適な環境から読むほど楽しめるもんはないかも。
ユーモアたっぷりで豪気で余裕たっぷりでめんどくさがりの著者に好感度大。
そしてこの小説読むとお腹空きます。この作者さんの著作は「身近なもので生き延びろ」も読んでます。
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