「転生」 著者 仙川 環
★★★★☆ (個人評価 ★多めならおすすめ)
大手新聞社を醜聞により解雇された深沢岬はフリーライターとなったが仕事がなく困窮していた。
ある日仕事の依頼の電話があり勇んで出かけていくと見知らぬ男からいきなり赤ちゃんを押し付けられる。
しかも男はこの子はあなたの子供だという。
岬は去年留学のお金欲しさに違法だと知りつつ卵子を売っていた。
売った卵子は実験のあと廃棄されると聞いて安心していたのに。
一体ナニがどうなったのか、岬は真実を追いはじめる。
【以下ネタバレあり注意】
最初主人公のヒロインが好きになれずにむかついた。
ヤな女なんだもんなぁ。
人の気持がわからず、相手を蔑み常に自分の方が上だと見下すから。
まぁ終盤子供に対する愛情が見えたときからようやく感情移入できるようになったけど。
自分の子供が亡くなりその子とまったく同じ子供をクローンで作る…ちょっとそれは考えられないなぁ。
絶対に同じではありえないもん。
例え姿形が同じでもきっと違うはず。
そして違っていいんだと思うし。
子供を亡くし精神を病むのはわかるけどね。
なかなかスリリングで一気読み。
前作の「感染」よりか面白かったな。
読書感想ランキング ←卵子を売るなんてあるんやろかねぇ。精子を売るなんてことも聞いたことはあるけどさ、な私にポチって頂けるとめっちゃ嬉しいです。